自社のWebサイト(ホームページ)は開設したから、「もうやることはない」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、Webサイト開設後に重要なのが「運用保守」です。
この記事では、Webサイトの運用・保守の具体的な方法について解説していきます。
求人を出すと応募者が必ず目にする“企業のWebサイト”
最後にメンテナンスをしたのはいつ?
Webサイト運用を行う中で、求人募集情報を発信することによって求職者を採用したいという目的の方も多いと思います。あなたは自社のWebサイトを定期的に更新、メンテナンスしていますか?
求職者は、自分が応募する会社のWebサイトを必ずと言っていいほど確認します。
その際、下記のようなWebサイトだったとしたら、どう感じるでしょうか。
- サイトのデザインや情報が古い
- スマートフォンでデザインが崩れている(レスポンシブ対応していない)
上記のようなWebサイトであれば、応募しないという選択を取る求職者が増えるのは間違いないと思います。
Webサイトは求職者だけではなく、取引先や関係者など様々な人の目に入ります。
求職者を採用するチャンスを逃さないためにも、定期的な更新、メンテナンスを行い常に良い状態を保つことを心がける必要があります。
Webサイトのクオリティと情報の鮮度が大切!
Webサイトは公開して終わりではなく、保守管理をすることがとても重要なのです。
保守管理を怠るとセキュリティが脆弱になり、お客様の個人情報が流出したり、Webサイトが閲覧できなくなったりする可能性もあります。
保守管理には専門的な知識が必要なため、多くの企業は制作会社などに外注しています。
専門的な知識が必要な保守管理項目
・サーバードメインの管理
サーバー・ドメインはWebサイトには必要不可欠なものです。
サーバーの管理では、ソフトウェアやデータの保管、システムのアップデート、Webサイトでの障害発生時の対応などがあります。サーバー・ドメインは、一度契約して永久的に使えるわけではないので、更新を忘れて契約期間が終了するとWebサイトが閲覧できなくなります。
そのため、サーバー・ドメインの管理・更新はとても重要です。
・SSLサーバー証明書の更新
SSLサーバ証明書とは、Webサイト運営者の実在と通信の暗号化を証明する電子証明書です。
なりすましや盗み見されることを防ぐことができます。
もし、SSLサーバー証明書がない場合は、お問い合わせフォームに入力された情報が盗み見されたり、犯罪のターゲットにされてしまう危険性があります。
・最新のブラウザや最新のデバイスへの対応
Webサイトにはブラウザが必要です。
ブラウザは頻繁にアップデートされており、新しいデバイスがどんどん発売されています。Webサイトもブラウザやデバイスに合わせてアップデートをしないと、表示が崩れてしまうことがあります。
そのため、Webサイトもブラウザやデバイスに合わせて更新しなければいけません。
・最新のWord PressやMovable TypeなどのCMSの更新や最新のデバイスへの対応
Word PressやMovable TypeなどのCMSを使用している場合は、定期的なバージョンアップが必要です。
主なバージョンアップの内容は、セキュリティ上の脆弱性の修正など、Webサイト運用にとても重要な内容ばかりなので即時更新する必要があります。
上記のように、Webサイトの保守管理は、専門的な知識・経験が必要となるため、外注化することをおすすめします。
しかし、外注することを不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。そこで、外注することのメリットや具体的な運用についてご紹介します。
外注化のメリット
外注化する大きなメリットは、「制作から保守管理・運用までプロに任せることができる」ことです。
制作から一貫して任せることができるため、項目ごとに外注先を探さずに済むだけでなく、スムーズにやり取りを進めることができます。
先ほど説明した「保守管理」もプロが行ってくれるため、安心することができます。
そして、Webサイトは保守管理だけでなく、実は運用もとても重要なのです。
具体的な運用項目
・コンテンツ管理・更新ブラウザ
Webサイトで記事を作成して公開していく場合は、コンテンツの管理・更新が必要です。 コンテンツの管理は、リンク切れを起こしているURLを修正したり画像を差し替えたりする場合があります。
また、コンテンツの更新は、SEOを意識した記事作成でWebサイトの信頼性を高め、検索結果に上位表示させてアクセス数の獲得をしていかなければいけません。 そのため、SEOやCMSの知識が必須となります。
・コンテンツの追加
新商品やイベント情報など、トレンド情報を常に発信することによって、訪問してくれるユーザーに最新の情報を届けることができます。
コンテンツの追加がないWebサイトは、ビジネスチャンスを逃している可能性があります。
運用を怠ってしまうと、新規顧客の獲得や売上アップ、良い人材採用の機会を逃してしまうため、Webサイトを制作したら「運用は必須」であると言えます。
また、外注化することによって、社員は普段の業務に集中することができます。
Webサイトの保守管理・運用は自社でできる?
Webサイトの保守管理・運用を外注化するメリットはたくさんありますが、自社にWeb担当者が在籍している場合は、自社で保守管理・運用を行うことも一つの選択肢かと思います。
しかし、Webサイト担当者が保守管理・運用に詳しくない場合は、様々なトラブルが発生することがあります。
■トラブル事例
- ドメイン・サーバーの管理、更新が行えず、Webサイトが閲覧不可になる
- SSLサーバー証明書の更新ができておらず、セキュリティが弱くなる
- CMS(Word press、Movable Typeなど)の更新を怠るとWebサイト内に不具合が発生し、閲覧に影響を及ぼす場合がある
- 急にWebサイトが見れなくなった場合に対処できず、SEOに悪影響を及ぼす
- コンテンツの質が低くいため、SEOに悪影響を及ぼす
上記のトラブル以外にも、Web担当者が退職などでいなくなった場合、設定がわからなくてWebサイトを放置してしまう企業が多いようです。
日々の業務+Web担当者の穴埋めとなると、時間的に厳しいものがあります。
しかし、Webサイトを放置してしまうと、自社商品の更新が止まり信用を失ったりといった、思わぬところで損失が発生してしまう場合もあります。
社内で新しいWeb担当者を育てたり雇ったりしても、教育コストや採用コストが掛かってしまいます。
トラブルや更新・管理の時間、コストを考えると、Webサイトの保守管理・運用は外注化やプロにお任せすることをおすすめします。
Webサイトの保守運用はプロに任せたほうが安心!
Webサイトの保守運用を上手に行い、自社の課題解決に役立てましょう。
定期的な情報更新、メンテナンスを行うことで、求人採用など、自社の様々な課題を解決することにつながります。
保守運用を自社で行う場合は、担当者の力量などに左右されますので、制作から運用保守まで任せることができる制作会社などに依頼することをおすすめします。
まとめ
Webサイト運用については、こちらの記事「Webサイト運用とは?必要性と具体的な業務内容」も併せてご覧ください。
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