オーガニック検索とは?ダイレクト検索の違いと流入UPの方法

2025.01.27

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    Webサイトでの集客が当たり前となった今、「アクセスを増やしたいけれど、なかなか思うようにいかない…」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。アクセスアップの鍵を握るものといえば、検索エンジンからの流入数であり、特に「オーガニック検索」が重要になります。

    とはいえ「オーガニック検索とは?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

    そこで、この記事では、オーガニック検索とは何かを解説すると共に、ダイレクト検索やリスティング広告との違いについても紹介していきます。

    また、オーガニック検索と関連する「検索クエリ」や「Googleのアルゴリズム」といった重要な概念についても解説し、流入数を増加させるためのSEO対策も併せてお伝えいたします。これらを把握して、Webサイトへのアクセスを向上を目指していきましょう!

    オーガニック検索とは?

    オーガニック検索とは、GoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジンでキーワードを入力して検索した際に、検索結果ページに自然に表示される検索結果のことです。「自然検索」とも呼ばれています。

    検索エンジンのアルゴリズムに基づいて表示されるため、広告枠とは区別され、検索結果の上位に表示されるほどクリックされる可能性が高くなります

    オーガニック検索が減少してしまう主な理由と対策

    オーガニック検索が減少してしまう原因は多々ありますが、主な理由は以下になります。

    ・検索エンジン上部にある「広告スペース」の拡大

    検索結果ページの上部が広告で埋め尽くされることでオーガニック結果が目立ちにくくなり、ユーザーがリスティング広告をクリックしてしまう。

    対策:SEO対策の強化、必要に応じてリスティング広告を活用する。

    ・SNSやアプリ内検索の利用が増加している

    若年層を中心に、情報検索の場が検索エンジン以外に分散しており、各SNSで直接情報を検索する傾向が増加している。

    対策:動画コンテンツや短いテキスト形式の投稿など、各SNSに適した形式で情報発信を行う。

    ・アルゴリズムのアップデート

    Googleのアルゴリズムは数百種類あると言われており、常にアップデートを行って検索エンジンの改善を図っているため、アルゴリズムが変化する。

    対策:ページごとのパフォーマンスデータや競合Webサイトを確認して比較し、影響を受けた原因を特定して最適化していく。

    ダイレクト検索との違い

    オーガニック検索と混同されやすいのが「ダイレクト検索」です。
    これは、検索エンジンではなく、ブラウザのアドレスバーにWebサイトのURLを直接入力してアクセスする、またはブックマークからアクセスする方法です。

    オーガニック検索は検索エンジンを介してサイトにアクセスするのに対し、ダイレクト検索はユーザーがサイトのURLを既に知っており、直接アクセスすることを意味します。

    そのため、ダイレクト検索の流入が多いサイトは、ユーザーからの認知度やブランド力が高いと言えるでしょう。

    項目オーガニック検索ダイレクト検索
    アクセス方法検索エンジン経由URL直接入力、ブックマーク経由
    ユーザーの意図情報収集など特定のサイトへのアクセス
    サイトへの評価SEO対策の効果が現れるブランド力の指標となる

    リスティング広告との違い

    検索結果ページの上部や下部に表示される広告枠をクリックしてしまったことはありませんか?

    これが、広告費用を支払うことで表示される「リスティング広告」です。オーガニック検索との違いは、広告費用をかけずに検索結果に表示される点にあります。また、中長期的な視点でWebサイトへの集客を行う上で非常に重要です。

    ※リスティング広告についての詳細は「SEMとは?SEOとの違いと施策を解説!」をご覧ください。

    オーガニック検索クエリとは

    「オーガニック検索クエリ」とは、ユーザーが検索エンジンに入力する検索キーワードのことです。ユーザーの検索意図を理解し、適切なキーワードでWebサイトを最適化することで、オーガニック検索流入の増加に繋がります

    例えば、「SEO対策 費用」というクエリは、SEO対策にかかる費用について知りたいというユーザーの意図を表しています。

    そのため、SEO対策の費用に関する情報を詳細に掲載することで、このクエリで検索したユーザーのニーズに応えることができ、Webサイトへのアクセス増加に繋げる要因の1つになるでしょう。

    検索クエリには、大きく分けて3種類があります。

    種類目的
    情報探索型クエリ特定の情報を探しているユーザーの検索キーワードフランスの観光名所のおすすめは?
    購買意図型クエリ商品やサービスの購入を検討しているユーザーの検索キーワード最新のiPhoneを安く買えるお店は?
    ナビゲーション型クエリ特定のWebサイトにアクセスしたいユーザーの検索キーワードAmazonの公式サイト

    これらの検索クエリの特性を理解することで、より効果的なSEO対策を行うことができます。

    アルゴリズムとは

    アルゴリズムとは、検索エンジンが検索結果の順位を決定するために用いる計算式のことです。

    Googleはアルゴリズムの具体的な内容を公表していませんが、検索エンジンの仕組み公式ブログなどで、検索品質向上のための取り組みについて発信しています。

    これらの情報を参考に、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供することで、アルゴリズムの変化に対応するWebサイト作りを目指しましょう。

    オーガニック検索で流入数UPの方法

    オーガニック検索からの流入数を増加させることは、Webサイトの成長に欠かせません。ここでは、SEO戦略とコンテンツマーケティングの手法を組み合わせ、流入数をUPさせるための方法を解説していきます。

    キーワード戦略

    ユーザーの検索意図を理解し、適切なキーワードを選定することはSEOの基本です。単に検索ボリュームが多いキーワードを狙うのではなく、Webサイトのテーマと関連性の高いキーワード、そしてユーザーのニーズに合うキーワードを選定することが重要です。

    ・キーワード調査

    SEO対策の効果を高めるためには、GoogleキーワードプランナーUbersuggestなどのキーワード調査ツールを活用し、関連キーワードの検索ボリューム、競合性、検索意図などを分析します。そして、Webサイトに最適なキーワードを選定しましょう。

    また、ユーザーのニーズだけではなく、顧客となりうるユーザー(潜在顧客)へのニーズまで網羅的にキーワードを分析・選定することも重要です。

    ・キーワード選定

    キーワード選定においては、検索ボリュームだけでなく、コンバージョン率(CVR)も考慮する必要があります。検索ボリュームが少なくても、CVRにつながりやすいキーワードは重要です。

    また、ユーザーの属性によってキーワードの設定を使い分けることも意識してください。例えば、「スマホの使い方」を検索する場合、若者は「iPhon最新機種機能まとめ」や「流行りの写真の構図」を検索するのに対し、年齢層が高くなると「スマホの基本操作」「簡単なスマホの電話とメールの使い方」など、検索ワードが変わってきます。

    このように、属性の違いを考慮してキーワードを設定すると良いでしょう。

    また、ビッグキーワードやミドルキーワードだけでなく、検索ボリュームが比較的少ないロングテールキーワードにも注目しましょう。ユーザーの検索意図が明確であるため、CVRが高い傾向にあります。

    ※キーワード戦略の詳細については「コンテンツマーケティングとは?基礎知識&事例をおさえて始めてみよう!」をご覧ください!

    見出しの工夫が重要

    見出しを見て、どの記事を読むか選んでいませんか?見出しは、検索エンジンにコンテンツの構造やテーマを伝える重要なものであるため、見出しにキーワードを含めることで検索エンジンへの訴求力が高まり、SEO効果が向上します。また、適切な見出しは直帰率や滞在時間の改善に繋がります

    例えば

    • 数字を入れて具体性を持たせる例「SEO対策でアクセス数を2倍にする3つの方法」
    • 課題解決やニーズに応える形にする例「初心者が失敗しないブログ運営のコツ」
    • キャッチーな表現でデメリットを伝える例「知らないと損する!検索順位を上げる裏技とは?」

    「具体性」「課題解決」「知りたいと思わせる興味喚起を促す」ことを意識してタイトルをつけることが、クリック率を向上させる重要な要素になります。

    コンテンツSEO

    良質なコンテンツは、ユーザーの検索意図を満たし、Webサイトへの流入を促進します。ユーザーにとって価値のある、オリジナリティの高いコンテンツを作成することで、検索エンジンからの評価も高まり、オーガニック検索での上位表示につながります

    テクニカルSEO

    Webサイトの技術的な側面を改善することで、検索エンジンによるクロールとインデックスを促進し、オーガニック検索する際のパフォーマンス向上に寄与します。

    ※コンテンツSEO・テクニカルSEOの詳細については「コンテンツSEOとテクニカルSEOを連携させることで得られる【相乗効果の事例】とは?」「コンテンツSEOとテクニカルSEOの具体的な活用事例を紹介!」をご覧ください!

    被リンク獲得

    被リンクとは、外部のWebサイトから自分のWebサイトへリンクが貼られている状態のことです。質の高い被リンクは、検索エンジンからの評価を高め、オーガニック検索でのランキング向上に貢献します。

    自然な被リンク獲得を目指し、良質なコンテンツ作成と適切な外部サイトへの発信などを心がけましょう。

    アクセス解析と改善

    Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを用いてWebサイトへの流入状況を分析し、改善策を検討することが重要です。

    どのキーワードで流入しているかどのページが閲覧されているかなどを分析することで、SEO戦略の効果測定や改善につなげることができます。

    これらの施策を継続的に行うことで PDCAサイクルを回し、オーガニック検索からの流入数を着実に増加させ、Webサイトの成長につなげることが可能になります。

    ※アクセス解析と改善の詳細については「アクセス解析でSEO対策!成果を出すための基礎知識と解析ツールの種類を紹介」をご覧ください!

    まとめ

    この記事では、オーガニック検索とは何か、そしてダイレクト検索やリスティング広告との違いについて解説しました。

    オーガニック検索の上位になることはWebサイトへの流入数に大きく関わっており、そのためにはしっかり比較・対策・最適化をすることが重要になります。

    東京都武蔵野市にあるWeb制作・Webマーケティング会社「シンギ」では、オーガニック検索で上位にするSEO対策やアクセス解析を含んだ「定額Web運用サービス」を行っており、貴社のパートナーとなって施策を提案し、運用いたします。

    「Webサイトを上手く活用したいけどリソースがない」「具体的にどこをどうしたら良いのかわからない」など、Webにまつわるお悩みがある方は、まずはお気軽に「シンギ」へご相談ください。