UI/UXとは?違いやデザイン(設計)のポイントをわかりやすく解説

2024.11.25

  • Webサイト
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    Web制作に関わる人にとっては、おなじみの「UI/UX」という言葉。「このアプリはUIが使いやすいよね〜」など、Web関連に携わる人以外でも耳にすることがあるのではないでしょうか?ふんわりと知ってるけど今更聞けない・・・という人に向けて、UI/UXの違いやデザインのポイントをわかりやすく解説します。この機会に、ぜひ確認しましょう!

    UIとは?

    UIの「U」はUser(ユーザー)「I」はInterface(インターフェース)を指します。 ユーザーは「利用者」、インターフェースは「接点やつながり」などを意味します。 つまり、UIというのは、利用者とWebサイトとの接点ということになります。

    そして、WebサイトにおけるUIデザインは“利用者にとって、使いやすくて伝わりやすいデザイン”にすることを意味します。

    例えば、良いUIデザインというのは、わかりやすいレイアウト、適切な画像、見やすい文字(サイズやフォント)や配色、操作しやすいWebサイトメニュー、わかりやすいボタン配置など、“利用者にとって、わかりやすく操作しやすいデザイン”ということになります。

    その反対に、悪いUIデザインというのは、わかりにくいレイアウト、統一性のない文字サイズやフォント、不親切なWebサイトメニュー、乱雑なボタン配置などユーザーに不親切なデザインということになります。

    UXとは?

    UXの「U」はUser(ユーザー)「X」はExperience(エクスペリエンス)を指します。 ユーザーは「利用者」、エクスペリエンスは「体験、経験」という意味を持ちます。 つまり、UXというのは、利用者とWebサイトを通して得られる体験ということになります。

    そして、WebサイトにおけるUXデザインは、UIデザインのように利用者にとって使いやすくわかりやすくデザインするだけではなく、“利用者の満足度を高めるサービスを設計すること”も含まれます

    例えば、良いUXデザインというのは、Webサイト利用時に「情報が整理されていてわかりやすい」、「文字が見やすく適切なボタン配置で使いやすい」、「購入までの流れがわかりやすかったから、また購入しよう」等、“利用者に体験を通して良い印象を与えることができるデザイン”になります。

    その反対に悪いUXデザインというのは、「どの情報を見ればいいかわかりづらい」、「どこのボタンを押せばよいかわからない」、「購入までわかりづらかったから、次回はほかのところで買おう」等、ユーザーが体験を通して不親切で悪い印象を持つデザインになります。

    UI/UXデザインとWebデザインの違い

    ここまでUI/UXデザインについて簡単に説明しましたが、「Webデザイン」という言葉もありますよね。それぞれの違いを確認しておきましょう。

    UXデザイン

    Webサイトやアプリを通して“ユーザーが得る体験をデザインすること、ユーザーの体験を想定して適切な設計をする”こと。

    UIデザイン

    Webサイトやアプリにおける外観をデザインすること。“UXデザインをもとにユーザーが見やすく、使いやすい外観のデザインを作成する”こと。

    Webデザイン

    Webサイトの外観をデザインすることWebサイトが美しく見える装飾や、見やすく使いやすいデザインを作成すること。

    「Webデザイン」は、Webサイトそのものにおけるデザインを指し、「UI/UXデザイン」は、Webサイトだけでなく、アプリなども含めて見やすく使いやすい外観をデザインする「UIデザイン」、ユーザーの体験を想定してデザイン・設計を行う「UXデザイン」ということになります。

    なお、それぞれ「Webデザイナー」、「UXデザイナー」、「UIデザイナー」と業種が区分されることもあります。

    他社の事例

    自社だけでUI/UXデザインを考えるのも良いのですが、それだとどうしても限界がありますよね。 そんな時は、他社の事例を参考にして自社に活用することも一つの手段です。 実際に2つの例を見てみましょう。

    ・Coke On

    コカ・コーラの公式アプリ「Coke On」は、アプリに対応している自動販売機とスマートフォンを接続し、ドリンクを購入するとスタンプを集めることができる仕組みになっています。そして、集めたスタンプが一定数たまると、アプリに対応している自動販売機から好きなドリンク1本と交換することができます。

    ユーザーは「スタンプを集める楽しみ」と、「スタンプが集まればドリンク1本が無料でもらえる」という“体験”をすることができるため、ユーザーがまた利用したくなるような体験を想定して設計されたUXデザインになっています。

    ・クックパッド

    クックパッドのアプリには、スマートフォンから「料理きろく」という、料理の写真を抽出して料理の記録を作成してくれる機能があります。 ユーザーは自身の料理記録を確認することができるため、献立の作成や栄養管理に大きく役立てることができます。

    アプリを使用することで便利で楽しくなるような体験ができるため、ユーザーは「また使いたい」と思うようなUXデザインになっています。

    【Google Play】

    https://play.google.com/store/apps/details?id=com.cookpad.android.activities&hl=ja&gl=US

    【App Store】https://apps.apple.com/jp/app/%E3%82%AF%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%89-no-1%E6%96%99%E7%90%86%E3%83%AC%E3%82%B7%E3%83%94%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA/id340368403

    自社サイトのUI/UXはもっと良くできる

    あなたの会社のサイトのUI/UXはどのようになっているでしょうか? この機会に、自社サイトを確認しておきましょう。 自身で自社サイトを利用する際に、「どう思うか」というユーザー目線で考えることが重要です。 以下のチェックポイントをもとに、自社のWebサイトをよりよく改善していきましょう。

    チェックポイント

    • ユーザーが分かりやすいカテゴリに分けられているか
    • 各コンテンツへアクセスしやすい導線になっているか
    • 文字だけではなく画像やイラスト、動画等で視覚的にわかりやすいか
    • ユーザーが「また利用したい」と思うような設計になっているか
    • わかりやすいレイアウト、ボタン配置になっているか

    まとめ

    「ユーザーの快適さを考え続ける」。それが、UI/UXデザインを制作する上で欠かせないポイントになります。製品を通して、ユーザーにより良い体験をしてもらえると嬉しいですよね。 そのためには、ユーザーが心地よく使えるサイトになるように、日々検証することが大切です。

    自社サイトをお持ちの方は、この機会にデザインを見直してみてはいかがでしょう?「 ターゲットとしているユーザーにとって使いやすいサイトを作りたいけど、何から始めたらいいのか分からない・・・」等のお困りごとがありましたら、Web制作&Webマーケティング会社「シンギ」へお気軽にご相談ください。

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