ホームページからの問い合わせを増やすための改善策

2025.01.31

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    「ホームページを作成したけれど、お問い合わせがない…」

    このように悩まれる多くの企業に共通することは、“ホームページを作成しただけでお問い合わせを増やすための施策を行えていない”ということです。数あるホームページの中からユーザーに見つけてもらい、お問い合わせをしてもらうためには、複数の施策を行う必要があります。

    そこで今回は「ホームページからのお問い合わせが来ない」と悩まれている方に向けて、具体的な改善策を紹介します。

    本記事を参考に、ホームページ経由での新規顧客を獲得していきましょう!

    ※Web集客について詳しく知りたい方は、こちらの記事「MEO対策はBtoB集客にも欠かせない?重要性と効果について」「Web集客を戦略的に成功させる方法!分析ツールも紹介」も併せてご覧ください。

    ホームページからの問い合わせが増えない原因

    ホームぺージからの問い合わせを増やすためには、まず、その原因を理解する必要があります。原因がわからないまま施策を進めても、期待するほどの効果を得ることはできません。

    例えば、以下の2つでは対策が異なります。

    • そもそもアクセス数自体が少ない
    • アクセス数は多いのにお問い合わせが来ない

    まずは、自社ホームページに何が足りないのか、その原因を突き止めてみましょう。
    以下では、ホームページからの問い合わせが増えない原因をいくつかピックアップして解説していきます。自社のホームページに当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

    ホームページへの訪問数(アクセス数)が少ない

    ホームページからの問い合わせが少ない原因は、そもそも“ホームページへの訪問者が少ない”ことかもしれません。どんなに優れたコンテンツや商品があったとしても、訪問者がいなければ当然ながら問い合わせは発生しません。

    これは、インターネット上に無数のホームページが存在する中で、自社サイトまで辿り着く人が限られているためです。特に、自社を知らないユーザーがサイトを見つけることは容易ではありません。

    これらを改善するためには、検索エンジンでの上位表示(SEO対策)や関連サイトからのリンク獲得、さらに魅力的なコンテンツの提供が必要になります。

    ホームページが見にくく離脱率が高い

    情報が整理されておらず、“ホームページが見にくいため、ユーザーが途中で離脱してしまう”ことが原因になっているかもしれません。つまり、ユーザーがスムーズにサイト内の情報を見つけることができず、ストレスを感じて離脱してしまうパターンです。

    例えば、「文字が小さくて読みづらい」「メニューが分かりにくい」などの問題があると、ユーザーは必要な情報に辿り着く前に離脱してしまいます。また、スマートフォンでの表示が崩れていたり、画像が多すぎて読み込みが遅かったりするなどの“技術的な問題”も離脱の原因になります。

    ユーザーの離脱を防ぐためには、「見やすくて使いやすいサイトづくり」を心がけ、ユーザーの目的に沿った明確な導線を設計するようにしましょう。その結果、滞在時間が延び、問い合わせにつながりやすくなります。

    問い合わせページが見つかりにくい

    先述した「ホームページが見にくい」といった問題点と共通していますが、中でも特に気をつけたいのが、ホームページ上で“問い合わせボタンや連絡先の位置を分かりやすくする”ことです。

    分かりやすくて見やすいホームページを作成しても、いざ「問い合わせたい」と思ったときに、問い合わせ先が簡単に見つからなければ、ユーザーは離脱してしまいます。

    具体的には、下記のような例があります。

    • 問い合わせボタンが目立たない
    • 必要な箇所に問い合わせボタンが設置されていない
    • ページ下部に小さく配置されている
    • メニューの階層が深すぎて発見できない

    特にスマートフォンは画面が小さいため、この問題がより深刻になります。問い合わせ獲得の機会損失を防ぐためには、問い合わせボタンを目立つ位置に配置して、視認性を高めることが不可欠です。

    重要なことは、ユーザーが「この会社に相談したい」と思った瞬間に、すぐにアクションを起こせる導線を設計し、問い合わせ先を分かりやすくすることです。課題解決のコンテンツと自社サービスの価値を結びつけ、自然な流れで問い合わせに誘導しましょう。

    ユーザーの知りたい情報が掲載されていない

    ホームページに掲載されている情報が、会社概要や製品紹介だけにとどまり、顧客の課題解決につながる有益な情報が不足していると、お問い合わせにつながりません。

    まず、前提として、ユーザーは「自身の抱える問題を解決するためにホームページを訪れている」ことを忘れないことが重要です。ユーザーが訪れたとしても、そのヒントが見つからなければ、すぐに離脱してしまいます。

    大切なことは、製品やサービスを利用することで得られる具体的なメリットや、顧客が抱える課題の解決方法を明確に示すことです。例えば、成功事例の紹介や具体的な活用方法の提案など、“顧客視点で有益な情報を提供する”ことで、企業への信頼度が向上し、問い合わせの増加につながります。

    商品やサービスの魅力が伝わっていない

    たとえホームページの訪問者数が多いとしても、商品やサービスの価値が伝わっていなければ、問い合わせは増えていきません。

    悪い例が、製品の特徴や仕様を羅列するだけの内容です。これでは、訪問者の購買意欲を刺激することはできません。

    改善するためには、質の高い写真やイラストの活用、顧客の課題解決につながるメリットの具体的な説明、実際の導入事例の紹介などが効果的です。顧客が「この商品なら、自分の問題が解決できそうだ」と実感できる表現や見せ方を心がけましょう。

    コンテンツSEOと自社の強みがマッチしていない

    コンテンツSEOで狙うキーワードと自社の強みが一致していないことも、問い合わせが増えない原因です。検索流入は多くても、そのユーザーが自社のターゲット層ではないため、問い合わせに結びつきません。

    例えば、一般的な情報を求めるキーワードで上位表示されても、そのユーザーは具体的な商品やサービスへの関心が低い傾向にあります。記事を読んで「知りたいことが分かった」で終わってしまい、次のアクションに進まないのです。

    これを解決するためには、自社の商品やサービスと直接関連するキーワードを選定し、その周辺情報を提供すると良いでしょう。

    訪問数とコンバージョン率を把握する方法

    ホームページの問い合わせを増やすための改善策を実施するためには「訪問数」と「コンバージョン率」について理解しておく必要があります。

    それぞれの言葉の概要や把握方法について、以下で解説していきます。

    訪問数の把握方法

    まず、「訪問数」の言葉の意味について解説します。訪問数は、別名「セッション数」とも呼ばれます。似た言葉で「PV数」もありますが、意味は異なります。

    訪問数(セッション数)は、ユーザーがサイトを訪問した数を意味しており、PV数はページを閲覧した回数です。
    例えば、訪問したユーザーが特定のサイト内でURLの異なる3つのページを閲覧した場合、PV数は3ですが、訪問数は1になります。

    これらの数を把握するためによく用いられるのが、「Googleアナリティクス」です。Googleアナリティクスでは、訪問数やPV数のほか、新規ユーザー数なども確認することができます。

    コンバージョン率の把握方法

    コンバージョン率(CVR)は、訪問者数に対する問い合わせ数の割合を示す指標で、「コンバージョン数÷訪問数」で算出することができます。この数値により、サイトの問い合わせ効率を客観的に評価できます。

    ただし、数字だけを追うのではなく、業界の特性も見極める必要があります。例えば、高額な商品を扱う業種では、必然的にCVRが低くなり、反対に安価な商品や一般消費者向けのサービスでは比較的高くなる傾向があります。さらに、ブランド力や市場規模などの要因も影響します。

    また、CVRを確認するうえでも「Googleアナリティクス」が使えます。Googleアナリティクスでは、「キーイベント」というメニューからCVRを確認することができます。

    ホームページの問い合わせを増やす具体的な施策

    ホームページからの問い合わせを増やす具体的な施策として、下記の6つを実行してみましょう。

    • SNSと連動させて流入経路を増やす
    • SEO対策で訪問数を増やす
    • 離脱の多いページを特定し改善する
    • UIUXを改善して離脱を防ぐ
    • ユーザーの興味を惹く内容でCVRを高める
    • 導線設計を見直してアクションを起こしてもらう

    以下に、それぞれの具体的な施策を解説します。

    SNSと連動させて流入経路を増やす

    SNSを活用してホームページへの流入経路を増やし、訪問者数を増やすことができます。SNSは低コストで始めることができ、ターゲット層に応じて最適なプラットフォームを選択することができるのが特徴です。
    例えば、Instagramは若年層向けの視覚的な商品訴求に効果的で、LinkedInはBtoB向けのビジネス提案に適しています。X(旧Twitter)やFacebookは情報の拡散性も高く、幅広い年齢層へのリーチが可能です。

    SNSでコンテンツがシェアされることによって認知度が向上し、ホームページへの流入につなげていきましょう。

    SEO対策で訪問数を増やす

    SEO対策を実施して検索順位を上げることで、自社サイトへの訪問者を増やすことができます。

    具体的な施策として、まずターゲット顧客が課題解決のために検索しそうなキーワードを特定します。その上で、そのキーワードで上位表示を狙える質の高いコンテンツを作成します。

    例えば、業界の専門知識や解決事例、ノウハウなど、ユーザーにとって価値のある情報を提供しましょう。

    SEO対策は効果が出るまで時間がかかりますが、一度上位表示を獲得できれば継続的な訪問者確保が見込めます。

    離脱の多いページを特定し改善する

    ホームページの離脱率を分析・改善して、できるだけ長くホームページを閲覧してもらえるようにしましょう。長くホームページに滞在してもらうことで、より自社の商品やサービスを理解してもらえるようになり、お問い合わせの増加につながります。

    主な離脱率が高い原因として挙げられるのは、ページ内容とユーザーニーズのミスマッチにあります。例えば、「検索キーワードから期待した情報が得られない」「ページの読み込みが遅い」「デザインが分かりにくい」などの要因で、ユーザーは別のサイトへ移動してしまいます。

    Googleアナリティクスで各ページの離脱率を確認し、コンテンツの質や導線の最適化、ページ表示速度の改善などの対策を行うことでサイト内の回遊率が向上し、問い合わせ増加につながるでしょう。

    UIUXを改善して離脱を防ぐ

    UIUXを改善して使いやすいサイトを作ることで、訪問者の満足度を高め、離脱を防ぐことができます。その結果として、お問い合わせにつながる可能性が高まります。

    具体的な改善点としてー

    • 分かりやすいナビゲーション設計
    • 適切な文字サイズやコントラスト
    • スマートフォンでの表示最適化
    • ページの読み込み速度の改善

    などを行いましょう。

    訪問者の視点に立ったUIUX設計により、スムーズな問い合わせへの導線を構築することができます

    ユーザーの興味を惹く内容でCVRを高める

    見込み顧客の具体的な課題と、それを解決できる自社製品・サービスのメリットを明確に伝えることで、問い合わせ率を高めることができます。

    効果的なアプローチとして、顧客からよく寄せられる「質問への回答」や「具体的な導入事例の紹介」があります。例えば、「こんなお悩みありませんか?」という形で課題を提示し、その解決策として自社サービスを紹介する構成が有効です。

    また、業界シェアや導入企業数などの“具体的な数字や競合との比較表”も、訪問者の理解を促進させることに繋がるでしょう。

    導線設計を見直してアクションを起こしてもらう

    問い合わせを増やすためには、ユーザーが興味を持った瞬間にアクションを起こせる効果的な導線設計が不可欠です。訪問者が目的のページや問い合わせフォームを探し回る必要があると、途中で離脱してしまうためです。

    具体的な改善策としてー

    • 目立つ色やデザインのボタン設置
    • フォームの固定表示
    • 誘導文の追加
    • 長文コンテンツの途中に問い合わせボタンを配置

    などが効果的です。

    ユーザーの行動を意識した導線設計により、問い合わせへのハードルを下げ、コンバージョン率を向上させることができます

    効率的かつ効果的にホームページから問い合わせを増やすには

    効率的かつ効果的にホームページからの問い合わせを増やすには、一つの方法だけではなく、複数の方法を同時に進めましょう
    今回紹介した方法を一つひとつ試して検証して…を繰り返していては、問い合わせが増えるまでに多くの時間と手間がかかります。また、今回紹介した方法を同時に進めることで効果を発揮するものもあります。

    しかし、それぞれを実行する時間や手間がない場合や、社内に知見がある人がいない場合もあるでしょう。

    そのような場合は、東京都武蔵野市にある、弊社シンギの「定額Web運用サービス」をご検討ください。「定額Web運用サービス」では、Webサイトにおける下記の課題を月額6万円で解決いたします。

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    効率的かつ効果的にホームページから問い合わせを増やすためにも、お気軽にシンギへ、お気軽にご相談ください。