アクセス解析でSEO対策!成果を出すための基礎知識と解析ツールの種類を紹介

2024.12.16

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    SEO対策で成果を上げたいけれど、具体的にどのようにアクセス解析を行ったらいいのかわからない…そんなあなたに向けて、アクセス解析の基礎知識やおすすめのアクセス解析ツールを紹介します。

    アクセス解析ツールを上手く活用すれば、ユーザーの行動を把握することができ、SEO対策の効果を最大化することができます。

    そこで、この記事では、アクセス解析の基礎知識から、SEOに効果的なアクセス解析ツールの紹介と具体的なSEO対策の実践方法まで解説します。

    アクセス解析とは?SEO対策との関係性

    Webサイトへのアクセス状況を分析することを「アクセス解析」と言います。

    アクセス解析を行うことで、サイトへの訪問者数や閲覧されたページ、訪問者の行動などを詳細に把握することができ、このデータは、Webサイトの改善やSEO対策に役立てるための重要な情報源となります。

    アクセス解析の基礎知識

    アクセス解析では、様々な指標を用いてWebサイトのパフォーマンスを評価します。

    例えば、Webサイト全体で閲覧されたページの総数を示します。PV数(ページビュー数)や滞在時間や離脱率などを把握することができるため、Webサイトの現状と改善点を見つけることができます。

    アクセス解析でわかる指標とその意味

    アクセス解析でわかる指標は多岐に渡りますが、大きく分けて「基本指標」「SEOに重要な指標」「ユーザー行動分析に役立つ指標」の3つに分類することができます。

    それぞれの指標を理解し、効果的なSEO対策を行ってWebサイトの改善に繋げましょう!

    基本指標

    以下の指標は、ユーザーの行動を理解する上で重要な役割を果たします。

    指標意味
    アクセス数Webサイトにアクセスされた回数のこと。ページが表示されるたびにカウントされます。
    PV数(ページビュー数)Webサイト内のページが閲覧された回数のこと。同一ページを複数回閲覧した場合も、その回数分カウントされます。
    UU数(ユニークユーザー数)一定期間内にWebサイトにアクセスしたユーザーの数を、重複を除いてカウントしたもの。
    滞在時間ユーザーがWebサイトに滞在していた時間の平均値。ユーザーの関心の度合いを測る指標になります。
    直帰率Webサイトにアクセスしたユーザーが、1ページだけ見て他のページを閲覧せずに離脱した割合
    離脱率複数のページを見てから、他のページへ移らずにWebサイトを離脱した割合。

    SEOに重要な指標

    SEO対策において、Webサイトへの流入経路やユーザーの検索キーワードを分析することが重要です。

    指標意味
    キーワードユーザーが検索エンジンで入力したキーワード。
    流入元ユーザーがWebサイトにアクセスする前に、どのWebサイトやプラットフォームにいたかを示す情報。
    ランディングページユーザーが最初にアクセスしたページ。

    ユーザー行動分析に役立つ指標

    Webサイトの目標達成度を測るためには、コンバージョン率やイベントトラッキングの指標が重要になります。

    指標意味
    コンバージョン率(CVR)Webサイトにアクセスしたユーザーのうち、設定した目標(CVR)を達成したユーザーの割合。
    イベントトラッキングWebサイト上で発生する特定の行動(イベント)を計測する機能。

    アクセス解析でSEO効果を上げるには

    アクセス解析でSEO効果を上げるには、以下のポイントが大切です。

    1. キーワード分析:Google検索の仕組みを理解し、ユーザーがどのようなキーワードで検索しているかを分析します。
    2. コンテンツ改善:アクセス解析データに基づいて、人気のあるコンテンツやユーザーのニーズを把握します。ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することで、滞在時間やコンバージョン率の向上を目指します。
    3. アクセスログ分析:アクセスログを分析することで、ユーザーの行動パターンを詳細に把握することができます。

    例えば、どのページから離脱しているか、どのページに長く滞在しているかなどを分析することで、WEbサイトの改善点を発見することができます。 

    SEOに効果的なアクセス解析ツール

    SEOに効果的なアクセス解析ツールを紹介します。

    Google アナリティクス

    Google アナリティクスは、無料で利用できるアクセス解析ツールとして最も広く利用されています。自社のホームページにアクセスしたユーザーの行動分析に活用できます。Googleアナリティクス

    サーチコンソール

    Google サーチコンソールは、Google検索におけるWebサイトのパフォーマンスを監視・改善するための無料ツールです。自社のホームページにアクセスするまでのユーザーの行動を把握する、検索エンジン上での行動分析に役立ちます。サーチコンソール

    Adobe Analytics

    Adobe Analyticsは、高度な分析機能を備えた有料のアクセス解析ツールです。Webだけでなくマーケティング分析など、多様なデジタル分析に活用できるため、より深い顧客理解に役立てることができます。Adobe Analytics

    主要アクセス解析ツール比較

    ツール名料金特徴SEOへの活用
    Google アナリティクス無料詳細なアクセスデータ分析、ユーザー行動トラッキング、コンバージョン測定キーワード分析、コンテンツ改善、ユーザー行動分析
    サーチコンソール無料Google検索におけるWebサイトのパフォーマンス監視、クロールエラーやセキュリティ問題の検出検索クエリ分析、インプレッション数・クリック率の向上、SEO課題の発見
    Adobe Analytics有料高度な分析機能、多様なデータソースからのデータ統合、リアルタイム分析大規模Webサイトの分析、複雑なビジネスモデルへの対応

    それぞれのツールの特徴を理解し、最適なツールを選択しましょう!

    アクセス解析ツールを使った“SEO対策実践方法”

    アクセス解析ツールを活用することで、ユーザーの行動を理解し、Webサイトの改善につなげることができます。ここでは、実践方法について解説します。

    キーワード分析とSEO対策

    SEO対策の第一歩は、適切なキーワードを選定することです。アクセス解析ツールを使えば、ユーザーがどのようなキーワードで検索してWebサイトに訪れているのかを把握することができます。

    Googleアナリティクスやサーチコンソールでは、検索クエリを確認することが可能です。

    検索クエリ分析によるコンテンツ改善

    検索クエリは、ユーザーのニーズをダイレクトに反映しています。検索クエリを分析することで、ユーザーを理解し、コンテンツを改善することができます。

    例えば、特定のキーワードで検索流入が多いにもかかわらず、直帰率が高いページがあった場合は、コンテンツの内容がユーザーのニーズと合致していない可能性があります

    コンテンツ改善とSEO対策

    アクセス解析ツールは、コンテンツの改善にも役立ちます。どのコンテンツがユーザーに高く評価されているのか、どのコンテンツに改善の余地があるのかを判断することができます

    ページビュー数と滞在時間の関係性

    ページビュー数が多いだけでは、必ずしもSEO効果が高いとは言えません。ページビュー数と合わせて滞在時間も確認することで、ユーザーがコンテンツにどれだけ関心を示しているのかを判断することができます

    ツール選定のポイント

    アクセス解析ツールは、それぞれ機能や価格、使い勝手などが異なります。自社のウェブサイトの目的や規模、分析したい内容に合わせて、最適なツールを選択することが重要です。

    ツール選定の際には、以下の点を考慮しましょう。

    項目詳細
    費用無料ツールから有料ツールまで、様々な価格帯があります。予算に合わせて適切なツールを選びましょう。
    機能分析したい内容に合わせて、必要な機能が備わっているツールを選びましょう。例えば、ECサイトの場合はコンバージョン分析機能が重要になります。
    使いやすさツールの操作性やレポートの見やすさも重要なポイントです。使いにくいツールでは、データ分析がスムーズに進まない可能性があります。
    データの精度ツールのデータ精度も重要な要素です。精度の低いデータに基づいてWebサイトを改善しても、効果が期待できません。
    他ツールとの連携他のマーケティングツールとの連携が可能かどうかを確認しておきましょう。例えば、顧客に関するデータをまとめて管理するCRMツールと広告配信ツールとの連携は、マーケティング全体の効率化に繋がります。

    このような複数のツールを比較検討し、自社に最適なツールを選びましょう。

    まとめ

    この記事では、SEO対策に必須のアクセス解析とSEOに役立つアクセス解析ツールについて解説しました。

    アクセス解析でわかる指標は多岐に渡りますが、これらの指標を理解することでユーザーの行動を深く理解することができ、効果的なSEO対策を立てることができるでしょう。

    とはいえ、成果を出すためには、継続して分析・改善を繰り返し行う必要があります。そのため、自社に知識を持った人がいない、人手が足りない、時間が割けないといったお悩みがある場合は、外注することをおすすめします。

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