背景
これまでのサイト構成では、開催概要など必要な情報が個別のページに分散しており、ユーザーが必要な情報にスムーズにアクセスできない導線上の課題がありました。特に、展示会という性質上、出展者向けと来場者向けの導線設計の明確化と、多様な構成展の情報を体系的に整理することが求められていました。
また、サイトデザインにおいては、博覧会の信頼性や専門性を損なわないよう、過度な装飾を避けつつも洗練されたデザインの実現が必須でした。
成果
従来の個別の情報ページをトップページと各構成展（LP風サイト）という大きな枠組みに再構築し、グローバルナビの「出展案内」と「来場案内」から5つの各展示会のLP風サイトへ直接リンクさせる設計を導入することで、導線の大幅な整理とユーザー体験（UX）の向上が実現しました。
デザイン面では、フォントや洗練された色遣い、ビジネスライクなピクトグラムやイメージ画像、イラストなどを採用し、過度な装飾を避けながらもビジネスの固さがちょうどよい信頼感を表現。また、各構成展のテーマカラーをファーストビューに踏襲することで、サイト全体に統一感と明確な区別を両立させました。
また、運用効率の向上として、トップページの一部や各構成展で重複する共通の内容についてCMSの設計で簡単に管理できるように調整し、既存の英語サイトのデザインはそのまま残せるように調整を施したことで、広報基盤として長く使い続けられる持続性の高いウェブサイトが完成しました。
