背景
「保安炎筒」と聞いてもいまいちピンとこないかもしれませんが、保安炎筒とは車を所有している方ならご存知の「発炎筒」のことです。発炎の筒品質の改善、生産技術の向上・調査や適正な使用に関する啓蒙活動を展開する団体である日本保安炎筒工業会様より、既存サイトの「リニューアル」のご相談をいただきました。具体的には①専門的な活動内容や業務内容をわかりやすく伝えたい②発炎筒の適正な使用や回収といった活動が公共の安全に貢献していることを伝えたい③親しみやすく、多くの一般の方に受け入れてもらえるサイトにしたい――などのご要望がありました。
既存サイトがテキストが比較的多いサイトだったため、「どのように親しみやすさを出すか」「一般の方に見てもらうには、どのような工夫が必要か」といった解決すべき課題がありました。
成果
徹底的なヒアリングを行なった結果、「Webサイトのリニューアルの目的は何か」課題が明らかになりました。突き詰めれば、公共の安全に貢献している活動や業務を展開しているにもかかわらず、なかなかそれを伝えることができないジレンマというです。この課題を解決するポイントから、サイトのリニューアル案を提案させていただきました。専門的な活動内容、業務内容をわかりやすく伝えるべく、必要な情報に誰もがアクセスしやすいように導線を整理しました。これによって、ユーザーのストレスを軽減することに成功しました。既存サイトにおけるテキストの多さという課題は、親しみやすさも訴求できるイラストを使用することで解消しました。デザインはグリーンを基調とし、日本保安炎筒工業会様の掲げる「安心」「安全」というイメージの訴求を意識しました。