GA4(Google Analytics 4)に切り替わったものの、以前のユニバーサルアナリティクス(UA)と画面が変わり、どこをどう見れば良いのか分からずお困りではありませんか? アクセス解析は重要だと分かっていても、専門用語が多くてなかなか手を付けられずにいる中小企業の担当者の方も多いのではないでしょうか。GA4はウェブサイトの改善に不可欠なツールですが、データの海に溺れてしまっては意味がありません。
本記事では、GA4を導入したばかりの初心者の方でも、ウェブサイトの現状を把握し、改善に繋げられるように、最初に見るべき重要な5つの指標に絞って分かりやすく解説します。専門的な知識は必要ありません。この記事を読めば、GA4の基本を理解し、データに基づいたウェブサイト改善の第一歩を踏み出せるようになります。
この記事でわかること
- GA4で最初に見るべき5つの重要指標
- 各指標の見方と具体的な改善アクション
- データに基づいたウェブサイト改善の重要性
- GA4の基本用語の理解
GA4で最初に見るべき5つの重要指標【GA4 見方 初心者向け】

GA4には様々な指標がありますが、最初から全てを理解する必要はありません。まずは、以下の5つの指標に注目してみましょう。これらの指標を理解することで、ウェブサイトの現状を把握し、改善点を見つけることができます。
- ユーザー数:ウェブサイトを訪れた人の数
- セッション数:ウェブサイトへの訪問回数
- エンゲージメント率:ユーザーがウェブサイトにどの程度関わっているか
- コンバージョン数:目標達成の数(商品の購入、お問い合わせなど)
- 流入経路:ユーザーがどこからウェブサイトに訪れたか
これらの指標は、ウェブサイトのパフォーマンスを測る上で非常に重要です。それぞれの指標について、詳しく見ていきましょう。
1. ユーザー数:ウェブサイト訪問者数の把握
ユーザー数は、ウェブサイトを訪れた人の数を表します。これは、ウェブサイトの規模や人気を測る上で最も基本的な指標の一つです。ユーザー数が増加していれば、ウェブサイトへの関心が高まっていることを意味します。一方で、減少している場合は、何らかの問題がある可能性があります。
GA4では、「ユーザー」>「ユーザー属性」>「概要」レポートで確認できます。期間を指定して、日別、週別、月別などの推移を確認しましょう。ユーザー数には、アクティブユーザー数と総ユーザー数があります。アクティブユーザー数は、一定期間内にウェブサイトを積極的に利用しているユーザーの数を示し、総ユーザー数は、ウェブサイトを訪れた全てのユーザーの数を示します。通常、アクティブユーザー数を重視して分析します。
ユーザー数が少ない場合は、以下の改善策を検討してみましょう。
- SEO対策:検索エンジンからの流入を増やすために、キーワードの見直しやコンテンツの最適化を行う。
シンギのSEO対策サービスもご検討ください。 - 広告の活用:Google広告やSNS広告などを利用して、ウェブサイトへの誘導を促す。
- SNSの活用:TwitterやFacebookなどのSNSで情報を発信し、ウェブサイトへの訪問を促す。
- コンテンツの充実:ユーザーが求める情報を分かりやすく提供し、ウェブサイトの魅力を高める。
2. セッション数:ウェブサイトへの訪問回数を把握
セッション数は、ウェブサイトへの訪問回数を表します。ユーザー数とは異なり、同じユーザーが複数回訪問した場合も、それぞれ1セッションとしてカウントされます。セッション数が多いほど、ユーザーがウェブサイトを頻繁に訪れていることを意味します。セッション数は、ウェブサイトの活発度を測る上で重要な指標です。
GA4では、「レポート」>「エンゲージメント」>「概要」レポートで確認できます。セッション数は、ウェブサイトのコンテンツがユーザーにとって魅力的かどうかを示す指標となります。セッション数が少ない場合は、ウェブサイトのコンテンツやデザインを見直す必要があるかもしれません。
セッション数が少ない場合は、以下の改善策を検討してみましょう。
- コンテンツの更新頻度を上げる:新しい情報を定期的に発信することで、ユーザーの再訪問を促す。
- 回遊性を高める:関連性の高い記事へのリンクを設置し、ユーザーがウェブサイト内を回遊しやすくする。
- モバイルフレンドリーなデザインにする:スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスからのアクセスを考慮し、ウェブサイトのデザインを最適化する。
3. エンゲージメント率:ユーザーの関心度を測る
エンゲージメント率とは、ユーザーがウェブサイトにどの程度関わっているかを示す指標です。GA4では、10秒以上閲覧されたセッション、2ページ以上閲覧されたセッション、コンバージョンイベントが発生したセッションを「エンゲージメント」と定義しています。エンゲージメント率が高いほど、ユーザーがウェブサイトのコンテンツに興味を持ち、積極的に関わっていることを意味します。
GA4では、「レポート」>「エンゲージメント」>「概要」レポートで確認できます。エンゲージメント率は、ウェブサイトのコンテンツがユーザーの期待に応えられているかどうかを示す指標となります。エンゲージメント率が低い場合は、コンテンツの質や構成を見直す必要があるかもしれません。
エンゲージメント率が低い場合は、以下の改善策を検討してみましょう。
- コンテンツの質を高める:ユーザーが求める情報を分かりやすく、魅力的に提供する。
- ウェブサイトのデザインを改善する:見やすく、使いやすいデザインにする。
- ページの表示速度を改善する:ページの読み込み速度を速くすることで、ユーザーの離脱を防ぐ。
4. コンバージョン数:目標達成数を把握する
コンバージョン数とは、ウェブサイトで設定した目標(商品の購入、お問い合わせ、資料請求など)が達成された回数を表します。コンバージョン数は、ウェブサイトの成果を測る上で最も重要な指標の一つです。コンバージョン数が多いほど、ウェブサイトがビジネスの目標達成に貢献していることを意味します。
GA4では、事前にコンバージョンイベントを設定する必要があります。設定後、「レポート」>「エンゲージメント」>「コンバージョン」レポートで確認できます。コンバージョン数は、ウェブサイトがビジネスの目標達成にどの程度貢献しているかを示す指標となります。コンバージョン数が少ない場合は、コンバージョンに至るまでのプロセスを見直す必要があるかもしれません。
コンバージョン数が少ない場合は、以下の改善策を検討してみましょう。
- コンバージョンまでの導線を最適化する:ユーザーが迷わずにコンバージョンできるように、導線を分かりやすくする。
- CTA(Call to Action)を改善する:ユーザーの行動を促すために、CTAボタンのデザインや文言を工夫する。
- ランディングページを最適化する:コンバージョンに繋がるランディングページのコンテンツやデザインを改善する。
5. 流入経路:ユーザーがどこから来たかを知る
流入経路とは、ユーザーがどこからウェブサイトに訪れたかを示す情報です。主な流入経路としては、検索エンジン(Google、Yahoo!など)、参照元(他のウェブサイトからのリンク)、ソーシャルメディア(Facebook、Twitterなど)、直接(URLを直接入力、ブックマークなど)などがあります。流入経路を把握することで、どのチャネルが効果的かを判断し、マーケティング戦略を最適化することができます。
GA4では、「レポート」>「集客」>「トラフィック獲得」レポートで確認できます。流入経路は、どのチャネルがウェブサイトへのトラフィックに貢献しているかを示す指標となります。特定の流入経路からのトラフィックが少ない場合は、そのチャネルの対策を強化する必要があるかもしれません。
特定の流入経路からのトラフィックが少ない場合は、以下の改善策を検討してみましょう。
- SEO対策を強化する:検索エンジンからの流入を増やすために、キーワードの見直しやコンテンツの最適化を行う。
- ソーシャルメディアでの活動を活発化する:SNSで情報を発信し、ウェブサイトへの訪問を促す。
- 他のウェブサイトからのリンクを増やす:関連性の高いウェブサイトにリンクを依頼する、または自ら記事を寄稿する。
GA4の各指標が悪化した場合の改善アクション

前述した5つの指標が悪化した場合、どのような改善アクションを取るべきでしょうか? ここでは、それぞれの指標が悪化した場合の具体的な改善策を解説します。
| 指標 | 悪化した場合の原因 | 具体的な改善アクション |
|---|---|---|
| ユーザー数 | ウェブサイトの認知度が低い、集客チャネルが弱い | SEO対策の強化、広告の活用、SNSの活用、コンテンツの充実 |
| セッション数 | コンテンツの更新頻度が低い、回遊性が低い、モバイルフレンドリーでない | コンテンツの更新頻度を上げる、回遊性を高める、モバイルフレンドリーなデザインにする |
| エンゲージメント率 | コンテンツの質が低い、ウェブサイトのデザインが悪い、ページの表示速度が遅い | コンテンツの質を高める、ウェブサイトのデザインを改善する、ページの表示速度を改善する |
| コンバージョン数 | コンバージョンまでの導線が悪い、CTAが弱い、ランディングページが最適化されていない | コンバージョンまでの導線を最適化する、CTAを改善する、ランディングページを最適化する |
| 流入経路 | 特定のチャネルの対策が不十分 | SEO対策を強化する、ソーシャルメディアでの活動を活発化する、他のウェブサイトからのリンクを増やす |
これらの改善アクションは、あくまで一般的な例です。ウェブサイトの特性や目標に合わせて、最適な改善策を検討する必要があります。また、改善策を実施した後は、必ず効果測定を行い、改善の効果を確認することが重要です。
データに基づいたウェブサイト改善の重要性

GA4で得られたデータに基づいてウェブサイトを改善することは、非常に重要です。なぜなら、データは客観的な事実を示し、主観的な判断や思い込みを排除することができるからです。データに基づいて改善を行うことで、より効果的な施策を立案し、ウェブサイトの成果を最大化することができます。
例えば、あるページからの離脱率が高い場合、そのページに問題がある可能性があります。GA4のデータ分析によって、離脱率が高い原因を特定し、コンテンツの改善やデザインの修正などの対策を講じることができます。このように、データに基づいて改善を行うことで、無駄な労力を省き、効率的にウェブサイトを改善することができます。
また、シンギDX調べによると、79業種・247,532社のウェブサイトを分析した結果、データに基づいた改善を行っている企業とそうでない企業では、ウェブサイトの成果に大きな差があることが分かりました。データに基づいた改善は、競争の激しい現代において、ウェブサイトを成功させるための必須条件と言えるでしょう。
GA4 見方 初心者向け|よくある質問(FAQ)
Q1. GA4のレポートはどこを見ればいいですか?
A1. まずは、「レポート」>「概要」レポートで、ウェブサイト全体のパフォーマンスを把握しましょう。その後、各指標(ユーザー、セッション、エンゲージメント、コンバージョン、流入経路)の詳細なレポートを確認し、改善点を見つけてください。Googleの公式ドキュメント Googleアナリティクス ヘルプ も参考になります。
Q2. GA4のデータはいつから確認できますか?
A2. GA4のデータは、プロパティを作成した時点から収集されます。過去のデータは遡って収集することはできません。そのため、GA4を導入したら、すぐにプロパティを作成し、データ収集を開始することをおすすめします。早めの設定が、未来のデータ分析に繋がります。
Q3. GA4の設定は難しいですか?
A3. GA4の設定は、以前のユニバーサルアナリティクスに比べて少し複雑になっています。しかし、Googleが提供している設定ガイドや、ウェブ上の解説記事などを参考にすれば、初心者でも設定可能です。もし設定に不安がある場合は、専門家への依頼も検討しましょう。シンギでは GA4設定サポート も行っています。
まとめ|GA4を使いこなしてウェブサイトを改善しよう【GA4 見方 初心者】
本記事では、GA4の初心者向けに、最初に見るべき5つの重要指標(ユーザー数、セッション数、エンゲージメント率、コンバージョン数、流入経路)について解説しました。これらの指標を理解し、データに基づいてウェブサイトを改善することで、より効果的なウェブサイト運営が可能になります。
GA4は、ウェブサイトのパフォーマンスを測る上で非常に強力なツールです。しかし、使いこなすには、ある程度の知識と経験が必要です。もしGA4の活用に不安がある場合は、専門家への相談も検討してみましょう。データに基づいたウェブサイト改善は、必ず成果に繋がります。
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