Core Web Vitalsとは?LCP・FID・CLSの改善方法をわかりやすく解説

2026.03.28

  • SEO
  • Web運用
  • 目次

    Core Web Vitalsとは?LCP・FID・CLSの改善方法をわかりやすく解説

    ウェブサイトの表示速度が遅くて、ユーザーが離脱してしまう…。SEO対策をしているのに、なかなか検索順位が上がらない…。もしかしたら、Core Web Vitalsが原因かもしれません。Core Web Vitalsは、Googleがウェブサイトの品質を評価する上で重要視している指標であり、ユーザーエクスペリエンスに大きく影響します。この記事では、Core Web Vitalsの基本的な概念から、LCP(最大コンテンツの表示時間)、FID(初回入力遅延)、CLS(累積レイアウトシフト)の3つの指標を詳しく解説し、具体的な改善方法をわかりやすくご紹介します。この記事を読めば、Core Web Vitalsを理解し、Core Web Vitals 改善に取り組むための第一歩を踏み出せるでしょう。

    この記事でわかること

    • Core Web Vitalsの概要と重要性
    • LCP(最大コンテンツの表示時間)の解説と改善方法
    • FID→INP(初回入力遅延→Interaction to Next Paint)の解説と改善方法
    • CLS(累積レイアウトシフト)の解説と改善方法
    • PageSpeed Insightsを使った分析方法

    Core Web Vitalsとは?SEOにおける重要性を解説

    ウェブサイトのパフォーマンスを示すグラフのイメージ

    Core Web Vitals(コアウェブバイタル)とは、Googleが提唱するウェブサイトのユーザーエクスペリエンスを測るための重要な指標群です。具体的には、ウェブページの読み込み速度、インタラクティブ性、および視覚的な安定性という3つの要素に焦点を当てています。これらの指標を改善することで、ユーザーはより快適にウェブサイトを利用できるようになり、結果としてウェブサイトの評価向上、つまりSEO(検索エンジン最適化)にも繋がります。Googleは、Core Web Vitalsを検索ランキングの要因として考慮しており、Core Web Vitals 改善はSEO対策において欠かせない要素となっています。

    なぜCore Web Vitalsが重要なのでしょうか?それは、Googleが「ユーザーファースト」を掲げているからです。ユーザーが快適にウェブサイトを利用できることは、Googleの理念に合致し、評価されるべきだと考えられています。表示速度が遅い、操作に時間がかかる、レイアウトが頻繁に変わるウェブサイトは、ユーザーにとってストレスとなり、すぐに離脱してしまう可能性があります。そのため、Core Web Vitalsを改善し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることは、ウェブサイトの成功に不可欠なのです。Core Web Vitals 改善は、単にウェブサイトのパフォーマンスを向上させるだけでなく、ビジネスの成長にも貢献すると言えるでしょう。

    Core Web Vitalsは、以下の3つの指標で構成されています。

    • LCP(Largest Contentful Paint): ページ内で最も大きなコンテンツが表示されるまでの時間。ページの読み込み速度を測る指標です。
    • FID→INP(First Input Delay→Interaction to Next Paint): ユーザーが最初に入力操作を行ってから、ブラウザが実際にその操作に応答するまでの時間。ページのインタラクティブ性を測る指標です。2024年3月よりFIDはINPに置き換わりました。
    • CLS(Cumulative Layout Shift): ページの読み込み中に、予期しないレイアウトのずれが発生する量。ページの視覚的な安定性を測る指標です。

    これらの指標を改善することで、ユーザーエクスペリエンスを向上させ、SEO効果を高めることができます。次のセクションからは、それぞれの指標について詳しく解説し、具体的な改善方法をご紹介します。

    LCP(最大コンテンツの表示時間)の改善方法:高速化の鍵

    ウェブサイトのローディング画面を示すイメージ

    LCP(Largest Contentful Paint)は、ページ内で最も大きなコンテンツ要素(画像、動画、テキストブロックなど)が表示されるまでの時間を計測する指標です。良好なユーザーエクスペリエンスのためには、LCPを2.5秒以内に保つことが推奨されています。LCPが遅いと、ユーザーは「このサイトは遅い」と感じ、離脱してしまう可能性が高まります。そのため、LCPの改善は、ウェブサイトのパフォーマンス向上において非常に重要な要素となります。

    LCPの改善には、様々なアプローチがあります。ここでは、代表的な改善方法をいくつかご紹介します。

    • 画像最適化: 画像はウェブサイトの容量を大きく占める要素の一つです。画像の圧縮、適切なフォーマットの選択(WebPなど)、レスポンシブ画像の利用などにより、画像サイズを削減し、LCPを改善することができます。
    • サーバー応答時間の改善: サーバーの応答時間が遅いと、コンテンツの配信が遅れ、LCPに影響します。サーバーの最適化、CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の導入などにより、サーバー応答時間を短縮することができます。
    • レンダリングブロックリソースの削減: CSSやJavaScriptなどのレンダリングブロックリソースは、ページの表示を遅らせる原因となります。不要なリソースの削除、遅延読み込み、インライン化などにより、レンダリングブロックリソースを削減し、LCPを改善することができます。
    • ブラウザキャッシュの活用: ブラウザキャッシュを活用することで、再訪問時のコンテンツの読み込みを高速化し、LCPを改善することができます。

    具体的には、画像最適化においては、TinyPNGやImageOptimなどのツールを利用して、画像ファイルを圧縮することができます。また、Googleが提供するPageSpeed Insightsを利用することで、LCPのボトルネックとなっている要素を特定し、具体的な改善策を知ることができます。sng.co.jp/service/ では、ウェブサイトのパフォーマンス改善に関する様々なサービスを提供していますので、お気軽にご相談ください。

    Core Web Vitals 改善において、LCPは最も重要な指標の一つと言えるでしょう。LCPを改善することで、ユーザーエクスペリエンスを大幅に向上させ、ウェブサイトの評価を高めることができます。

    FID→INP(入力遅延→Interaction to Next Paint)の改善方法:インタラクティブ性を高める

    FID(First Input Delay)は、ユーザーがページ上で最初に入力操作(ボタンのクリック、リンクのタップなど)を行ってから、ブラウザがその操作に応答するまでの時間を計測する指標でした。しかし、2024年3月12日より、FIDはINP(Interaction to Next Paint)に置き換わりました。INPは、ページ上のすべてのインタラクションを考慮し、ユーザーがページを操作してから視覚的なフィードバックが得られるまでの遅延をより包括的に測定します。良好なユーザーエクスペリエンスのためには、INPを200ミリ秒以内に保つことが推奨されています。INPが遅いと、ユーザーは「このサイトは反応が悪い」と感じ、ストレスを感じてしまう可能性があります。

    INPの改善には、主にJavaScriptの最適化が重要となります。JavaScriptは、ウェブサイトのインタラクティブ性を高めるために不可欠な要素ですが、処理が重いJavaScriptはINPを悪化させる原因となります。そのため、JavaScriptの最適化は、INP改善において非常に重要な要素となります。

    • JavaScriptの実行時間の短縮: 不要なJavaScriptの削除、コードの最適化、非同期処理の活用などにより、JavaScriptの実行時間を短縮することができます。
    • メインスレッドのブロックの回避: メインスレッドが長時間ブロックされると、ユーザーの入力操作に応答できなくなります。Web Workersの利用などにより、メインスレッドのブロックを回避することができます。
    • 重い処理の分割: 処理が重いタスクは、分割して実行することで、INPを改善することができます。
    • サードパーティスクリプトの最適化: 広告スクリプトや解析スクリプトなどのサードパーティスクリプトは、INPに影響を与える可能性があります。不要なスクリプトの削除、遅延読み込みなどにより、サードパーティスクリプトを最適化することができます。

    具体的には、Chrome DevToolsのPerformanceパネルを利用することで、INPのボトルネックとなっているJavaScriptの処理を特定することができます。また、Lighthouseなどのツールを利用することで、JavaScriptの最適化に関する提案を受けることができます。check.sng.co.jp では、ウェブサイトのINP改善に関する無料診断を提供していますので、お気軽にお試しください。

    Core Web Vitals 改善において、INPはユーザーエンゲージメントに直接影響する重要な指標です。INPを改善することで、ユーザーはより快適にウェブサイトを利用できるようになり、コンバージョン率の向上にも繋がる可能性があります。

    CLS(累積レイアウトシフト)の改善方法:視覚的な安定性を確保する

    ウェブサイトのレイアウトが崩れるイメージ

    CLS(Cumulative Layout Shift)は、ページの読み込み中に発生する予期しないレイアウトのずれの量を計測する指標です。レイアウトシフトとは、ウェブページの要素が予期せず移動することを指します。例えば、画像の読み込みが遅れて、後から表示された際に、その下のテキストが押し下げられるなどが該当します。良好なユーザーエクスペリエンスのためには、CLSスコアを0.1以内に保つことが推奨されています。CLSが高いと、ユーザーは「このサイトは見にくい」と感じ、誤操作の原因となる可能性もあります。

    CLSの改善には、以下の対策が有効です。

    • 画像のサイズを明示的に指定する: 画像の`width`属性と`height`属性をHTMLで明示的に指定することで、ブラウザは画像の読み込み前に必要なスペースを確保することができます。
    • 広告のスペースを確保する: 広告は、ページの読み込み後に表示されることが多いため、レイアウトシフトの原因となることがあります。広告を表示するスペースを事前に確保することで、レイアウトシフトを防ぐことができます。
    • 新しいコンテンツの挿入は避ける: 既存のコンテンツの上に新しいコンテンツを挿入すると、レイアウトシフトが発生する可能性が高まります。どうしても挿入する必要がある場合は、ユーザーの操作によってトリガーされるようにするなど、慎重に行う必要があります。
    • フォントの読み込みを最適化する: カスタムフォントを使用している場合、フォントの読み込みが遅れると、レイアウトシフトが発生する可能性があります。フォントのプリロード、フォントの表示設定の調整などにより、フォントの読み込みを最適化することができます。

    具体的には、Chrome DevToolsのPerformanceパネルを利用することで、CLSの原因となっている要素を特定することができます。また、Lighthouseなどのツールを利用することで、CLSの改善に関する提案を受けることができます。シンギDX調べによると、79業種・247,532社のウェブサイトを調査した結果、CLSが0.1を超えているウェブサイトは、特に広告を多く掲載しているサイトや、画像の最適化が不十分なサイトに多い傾向が見られました。

    Core Web Vitals 改善において、CLSはユーザーの快適性を大きく左右する重要な指標です。CLSを改善することで、ユーザーはより快適にウェブサイトを利用できるようになり、ブランドイメージの向上にも繋がる可能性があります。

    PageSpeed Insightsの使い方:Core Web Vitalsを分析する

    PageSpeed Insightsは、Googleが提供する無料のウェブサイトパフォーマンス分析ツールです。PageSpeed Insightsを利用することで、ウェブサイトのCore Web Vitalsの状況を把握し、改善のための具体的な提案を受けることができます。PageSpeed Insightsは、ウェブサイトのURLを入力するだけで、簡単に利用することができます。

    PageSpeed Insightsでは、主に以下の情報を確認することができます。

    • Core Web Vitalsの評価: LCP、FID→INP、CLSのスコアが表示され、良好な状態かどうかを確認することができます。
    • パフォーマンスに関する提案: ウェブサイトのパフォーマンスを改善するための具体的な提案が表示されます。例えば、画像の最適化、レンダリングブロックリソースの削減、ブラウザキャッシュの活用などが提案されます。
    • モバイルとデスクトップの評価: モバイルとデスクトップで、それぞれ異なる評価が表示されます。モバイル環境でのパフォーマンス改善は、特に重要です。
    • 診断: 詳細な診断結果が表示され、ウェブサイトのボトルネックとなっている要素を特定することができます。

    PageSpeed Insightsの結果を参考に、ウェブサイトのパフォーマンス改善に取り組みましょう。特に、Core Web Vitalsのスコアが低い場合は、優先的に改善を行う必要があります。PageSpeed Insightsは、Core Web Vitals 改善のための強力なツールとなります。

    PageSpeed Insightsの使い方について、簡単に説明します。

    • PageSpeed Insightsのウェブサイト (https://pagespeed.web.dev/) にアクセスします。
    • 分析したいウェブサイトのURLを入力し、「分析」ボタンをクリックします。
    • 分析結果が表示されるまで、しばらく待ちます。
    • 分析結果を確認し、改善点を見つけましょう。

    PageSpeed Insightsの結果は、あくまで参考として活用し、実際のユーザーエクスペリエンスを考慮しながら、改善を進めていくことが重要です。また、定期的にPageSpeed Insightsで分析を行い、ウェブサイトのパフォーマンスをモニタリングすることも大切です。

    業種別ベンチマークデータ:目標値を設定する

    Core Web Vitalsの改善に取り組む上で、目標値を設定することは非常に重要です。目標値を設定することで、改善の方向性が明確になり、モチベーションを維持することができます。しかし、目標値をどのように設定すれば良いのでしょうか?一つの方法として、業種別のベンチマークデータを参考にすることが挙げられます。シンギDX調べでは、79業種・247,532社のウェブサイトのCore Web Vitalsデータを収集・分析し、業種別のベンチマークデータを作成しました。

    業種LCP(中央値)INP(中央値)CLS(中央値)
    ECサイト2.8秒180ミリ秒0.08
    BtoBサービス3.2秒220ミリ秒0.12
    メディアサイト2.5秒150ミリ秒0.05
    その他
    シンギDX調べ:79業種・247,532社のウェブサイトのCore Web Vitalsデータ

    上記の表は、業種別ベンチマークデータの例です。ご自身のウェブサイトが属する業種のベンチマークデータを参考に、目標値を設定しましょう。例えば、ECサイトの場合、LCPの目標値は2.8秒、INPの目標値は180ミリ秒、CLSの目標値は0.08となります。これらの目標値を達成するために、具体的な改善策を実行していくことになります。

    ただし、ベンチマークデータはあくまで参考として活用し、ご自身のウェブサイトの特性や目標に合わせて、目標値を調整することが重要です。例えば、競合他社のウェブサイトのパフォーマンスデータと比較したり、過去の自社ウェブサイトのパフォーマンスデータと比較したりすることで、より適切な目標値を設定することができます。

    Core Web Vitals 改善は、継続的な取り組みが必要です。目標値を設定し、定期的にパフォーマンスをモニタリングしながら、改善を続けていくことが重要です。sng.co.jp では、ウェブサイトのパフォーマンス改善に関するコンサルティングサービスを提供していますので、お気軽にご相談ください。

    よくある質問(FAQ)

    Q: Core Web Vitalsのスコアが悪いと、SEOにどれくらい影響しますか?

    A: Googleは、Core Web Vitalsを検索ランキングの要因として考慮しています。そのため、Core Web Vitalsのスコアが悪いと、検索順位が下がる可能性があります。ただし、Core Web Vitalsは、SEOにおける数百の要因の一つに過ぎません。コンテンツの質や被リンクの数なども重要な要素です。Core Web Vitals 改善は、SEO対策の一環として捉え、他の要素と合わせて総合的に取り組むことが重要です。

    Q: Core Web Vitalsの改善には、専門的な知識が必要ですか?

    A: Core Web Vitalsの改善には、ある程度の専門的な知識が必要となる場合があります。特に、JavaScriptの最適化やサーバーの最適化などは、専門的な知識がないと難しいかもしれません。しかし、画像の最適化やブラウザキャッシュの活用など、比較的簡単にできる改善策もあります。まずは、できることから始めて、徐々に専門的な知識を身につけていくのが良いでしょう。また、専門家への依頼も有効な手段です。

    Q: Core Web Vitalsのスコアは、常に変動するものですか?

    A: はい、Core Web Vitalsのスコアは、常に変動する可能性があります。ウェブサイトのコンテンツやコードを変更したり、サーバーの状況が変わったりすると、スコアが変動することがあります。そのため、定期的にPageSpeed Insightsで分析を行い、スコアをモニタリングすることが重要です。また、Googleのアルゴリズムも常に進化しているため、Core Web Vitalsの評価基準も変更される可能性があります。常に最新の情報を収集し、適切な対策を講じるようにしましょう。

    まとめ

    この記事では、Core Web Vitalsの基本的な概念から、LCP、FID→INP、CLSの3つの指標について詳しく解説し、具体的な改善方法をご紹介しました。Core Web Vitals 改善は、ウェブサイトのユーザーエクスペリエンスを向上させ、SEO効果を高めるために非常に重要です。PageSpeed Insightsなどのツールを活用し、定期的にウェブサイトのパフォーマンスをモニタリングしながら、改善を続けていきましょう。また、業種別のベンチマークデータを参考に、目標値を設定し、モチベーションを維持することも重要です。Core Web Vitalsの改善は、ウェブサイトの成功に不可欠な要素であり、継続的な取り組みが必要です。

    ウェブサイトのパフォーマンス改善は、複雑で時間のかかる作業となる場合があります。もし、Core Web Vitalsの改善にお困りの場合は、ぜひシンギDXにご相談ください。専門家が、お客様のウェブサイトの状況を分析し、最適な改善策をご提案いたします。

    Core Web Vitalsの改善状況を無料で診断しませんか?

    check.sng.co.jp では、Core Web Vitalsの無料診断を提供しています。ぜひお気軽にお試しください。

    無料診断はこちら