【完全版】コンテンツマーケティングのKPI設定から実践まで完全解説

2025.09.17

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    コンテンツマーケティングに時間とコストをかけているものの、「本当に効果が出ているのか」「次に何を改善すべきか」と疑問を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    この記事では、コンテンツマーケティングのKGI(最終目標)設定から、SMART原則に基づいたKPI(重要業績評価指標)の選び方、Google Analytics 4などのツールを使った測定・分析、そして継続的な改善サイクルまで、成功に導くための具体的な手法を解説します。

    コンテンツマーケティングにおけるKPIの重要性

    コンテンツマーケティングは、顧客に価値ある情報を提供して関係性を築き、最終的にビジネス成果へ結びつける長期的な戦略です。

    しかし、ただ闇雲にコンテンツを作成・発信しても期待する成果は得られません。そこで重要となるのがKPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)の設定です。

    KPIは活動が目標達成に向けてどれだけ進捗しているかを客観的に測る羅針盤であり、KGIから逆算し、SMART原則に沿って「何を・どれだけ・いつまでに・どう測るか(計測ツール/基準値/見直し頻度)」まで明文化することで、運用と改善がぶれません。

    ※コンテンツマーケティング以外のKPI設定について詳しく知りたい方は、「売上UPに繋がるKPI目標設定例:主要KPIと目標達成のための施策事例を紹介」をご覧ください。

    なぜコンテンツマーケティングにKPIが必要なのか

    コンテンツマーケティングは、その性質上、効果がすぐに現れにくい側面があります。そのため、「どのようなコンテンツが効果的だったのか」「投資した時間や費用に見合う成果が出ているのか」といった点を判断する基準がなければ、施策は迷走し、やがて行き詰まってしまう可能性があります。

    KPIはコンテンツマーケティングを成功に導くための羅針盤であり、効果測定の基準であり、そして改善の指針となる極めて重要な要素なのです。

    KGIとKPIの違い

    コンテンツマーケティングでの目標設計では、KGIとKPIは役割が異なります。

    KGI(重要目標達成指標)は売上・利益率・市場シェア・顧客満足など、最終的に到達すべきゴールを示す指標。

    一方、KPI(重要業績評価指標)は、そのKGI達成に向けた中間指標で進捗を測ります。

    言い換えれば、KGIが「山頂」、KPIは登頂までのチェックポイント。結果に焦点を当てるのがKGI、プロセスに焦点を当てるのがKPIです。

    KGIは、一般的に「何を達成したいのか」という結果に焦点を当て、KPI「どのように達成していくのか」というプロセスに焦点を当てます。

    コンテンツマーケティングKPI設定の基本ステップ

    コンテンツマーケティングの成功には、明確な目標に基づいたKPI(重要業績評価指標)を設定し、その進捗を測定・分析・改善していくプロセスが不可欠となります。

    目標設定 KGIの明確化

    コンテンツマーケティングにおけるKPI設定の最初のステップは、ビジネス全体の最終目標であるKGI(重要目標達成指標)を明確にすることです。

    例えば、「年間売上を15%向上させる」「新規顧客獲得数を月間100件に増やす」「ブランド認知度を20%向上させる」といった具体的なKGIを設定します。

    このKGIが曖昧なままだと、その後のKPI設定も漠然としたものになり、効果的な施策を打ち出すことが難しくなってしまいます。

    ターゲットオーディエンスの理解とカスタマージャーニー

    KGIが明確になったら、次に「誰に」コンテンツを届けるのか、そしてその「誰が」どのような購買プロセスをたどるのかを深く理解することが重要です。これが、ターゲットオーディエンスの理解とカスタマージャーニーの策定にあたります。

    まず、ターゲットオーディエンスを具体的にイメージするために、ペルソナを設定します。

    ペルソナを設定することで、コンテンツの内容やトーン、配信チャネルなどをより効果的に計画できるようになります。

    次に、そのペルソナが製品やサービスを認知し、興味を持ち、検討し、最終的に購入に至るまでのプロセスをカスタマージャーニーとして可視化します。カスタマージャーニーは、一般的に以下のようなフェーズで構成されます。

    • 認知フェーズ顧客が課題やニーズを認識し、製品・サービスの存在を知る段階。
    • 興味・関心フェーズ製品・サービスに興味を持ち、より深く情報収集を始める段階。
    • 比較・検討フェーズ複数の選択肢を比較し、購入を検討する段階。
    • 購入・利用フェーズ実際に製品・サービスを購入し、利用を開始する段階。
    • 継続・ロイヤルティフェーズ製品・サービスを継続利用し、ファンとなる段階。

    各フェーズにおいて、顧客がどのような情報(コンテンツ)を求めているのか、どのような疑問を抱いているのかを把握することで、それぞれの段階で効果的なコンテンツ戦略を立て、それに連動するKPIを設定できるようになります。

    ※カスタマージャーニーに関して詳しく知りたい方は、「BtoB カスタマージャーニーの可視化で顧客理解を深める!実践的な分析方法」をご覧ください。

    SMART原則に基づいたコンテンツマーケティングKPI設定

    KGIの明確化、ターゲットオーディエンスとカスタマージャーニーの理解を経て、いよいよ具体的なKPIを設定する段階です。その際、「SMART原則」というフレームワークを用いることで、より効果的で達成可能なKPIを設定することができます。

    SMART原則は、以下の5つの要素の頭文字を取ったものです。

    Specific (具体的に)

    Measurable (測定可能に)

    Achievable (達成可能に)

    Relevant (関連性があるか)

    Time-bound (期限を設ける)

    SMART原則に沿ってKPIを設定することで、目標が明確になり、進捗が測定しやすくなり、チーム全体のモチベーション維持にもつながります

    コンテンツマーケティングで追うべき主要KPIの種類

    コンテンツマーケティングの成果を測るためには、多岐にわたるKPIを適切に設定し、追跡することが重要です。

    認知度向上に関するKPI

    コンテンツマーケティングの初期段階では、より多くの潜在顧客に自社の存在やコンテンツを知ってもらうことが目標となります。ここでは、主にWebサイトへの流入やコンテンツの表示回数に関する指標が重要となります。

    トラフィック関連指標

    Webサイトへの訪問数や訪問者の属性を把握することで、コンテンツがどれだけ多くの人々に届いているか、そしてその人々がどのような層であるかが見えてきます。

    表示回数関連指標

    コンテンツが検索結果やソーシャルメディアのフィードなどでどれだけ表示されたか、そしてその表示からどの程度クリックに繋がったかを測る指標です。

    エンゲージメントに関するKPI

    ユーザーがコンテンツにどれだけ興味を持ち、深く関わってくれたかを測るのがエンゲージメントに関するKPIです。コンテンツの質やユーザー体験の良し悪しを評価する上で欠かせない指標となります。

    ユーザー行動指標

    Webサイト内でユーザーがどのように行動したかを分析することで、コンテンツの魅力や改善点が見えてきます。

    ソーシャルメディア指標

    ソーシャルメディアはコンテンツの拡散やユーザーとの交流の場として重要です。これらの指標を通じて、コンテンツがソーシャル上でどれだけ影響力を持っているかを測ることができます。

    リード獲得・育成に関するKPI

    コンテンツマーケティングの最終的な目標の一つは、潜在顧客(リード)を獲得し、育成することにあります。ここでは、コンバージョンに直結する行動や、将来的な顧客となる可能性のあるユーザーの獲得状況を測る指標をご紹介します。

    コンバージョン関連指標

    Webサイト訪問者が、目標とする行動(コンバージョン)をどれだけ達成したかを測る指標です。

    購読関連指標

    ユーザーが継続的にコンテンツを受け取る意思を示した数です。リード育成の基盤となります。

    売上貢献に関するKPI

    コンテンツマーケティングが最終的にビジネスの売上にどれだけ貢献しているかを測るKPIです。投資対効果を明確にし、戦略の妥当性を評価するために不可欠な指標となります。

    収益関連指標

    コンテンツが直接的・間接的に生み出した売上や、顧客獲得にかかる費用に関する指標です。

    ROI関連指標

    コンテンツマーケティングへの投資が、どれだけの収益を生み出したかを測る指標です。

    コンテンツマーケティングKPIの測定と分析方法

    コンテンツマーケティングにおいて、設定したKPIを継続的に測定し、その結果を分析することが、施策の改善と目標達成への鍵となります。

    主要な測定ツールと活用法

    コンテンツマーケティングのKPI測定には、様々なツールがあります。それぞれのツールの特性を理解し、適切に活用することで、多角的な視点からデータを収集し、分析することが可能となります。

    Google Analytics 4の活用

    Google Analytics 4(GA4)は、Webサイトやアプリのユーザー行動を統合的に分析できる強力なツールです。コンテンツマーケティングにおけるKPI測定の中心的な役割を担います。

    GA4では、主に以下のKPIを測定し、分析することが可能です。

    KPIカテゴリGA4で測定できる主な指標測定のポイント
    トラフィック関連ユーザー数、セッション数、ページビュー数、新規ユーザー数、チャネル別トラフィックどのチャネルからどれくらいのユーザーが流入しているか、新規ユーザーの獲得状況などを把握します。
    エンゲージメント関連エンゲージメント率、平均エンゲージメント時間、スクロール率、イベント数(動画再生、CTAクリックなど)コンテンツがユーザーにどれだけ深く読まれ、行動を促しているかを評価します。
    コンバージョン関連コンバージョンイベント数(資料ダウンロード、問い合わせ、購入など)、コンバージョン率(CVR)設定した目標(リード獲得、売上など)がどれだけ達成されているかを確認します。

    各種SNS分析ツールの活用

    各SNSプラットフォームが提供する分析ツールを活用することで、SNS上でのコンテンツパフォーマンスを測定します。

    SNSプラットフォーム測定できる主なKPI測定のポイント
    X(旧Twitter)インプレッション、エンゲージメント(いいね、リポスト、返信)、プロフィールのクリック数、フォロワー数ツイートごとの拡散力や反応、フォロワー数の推移を追います。
    Facebookリーチ、インプレッション、エンゲージメント(いいね、コメント、シェア)、動画の視聴回数、ページへのアクセス数投稿の到達度やユーザーとのインタラクション、動画コンテンツの効果を評価します。
    Instagramリーチ、インプレッション、エンゲージメント(いいね、コメント、保存)、プロフィールへのアクセス、Webサイトのクリック数、フォロワー数視覚的なコンテンツの反応や、そこからのWebサイトへの誘導効果を測定します。
    YouTube視聴回数、総再生時間、平均視聴時間、チャンネル登録者数、高評価数、コメント数動画コンテンツの人気度、視聴者の関心度、チャンネル成長率を把握します。
    LINE公式アカウントメッセージ開封率、クリック数、友だち追加数、ブロック数メッセージ配信の効果や、友だち登録者数の増減を測定します。

    これらのツールは、各プラットフォームにおけるコンテンツのパフォーマンスを直接把握するために重要です。

    特に、エンゲージメント率は、コンテンツがターゲットオーディエンスにどれだけ響いているかを示す重要な指標となります。

    MAツールやCRMツールの連携

    リード獲得から顧客育成、そして売上貢献に至るまでのKPIを追跡するには、MA(マーケティングオートメーション)ツールやCRM(顧客関係管理)ツールとの連携が不可欠です。

    • MAツールコンテンツを通じて獲得したリードの情報を一元管理し、リードの行動履歴を追跡します。これにより、リードのスコアリングを行い、リードの質や育成状況をKPIとして測定できます。例えば、特定のコンテンツを閲覧したリードが、その後どの程度商談に繋がったかなどを分析することが可能です。
    • CRMツールMAツールで育成されたリードが営業部門に引き渡された後、実際に商談化率や受注率、顧客単価、LTV(Life Time Value)といった売上貢献に関するKPIを測定・管理します。コンテンツが最終的な売上にどれだけ貢献しているかを把握するために、CRMデータとの連携は非常に重要です。

    これらのツールを連携させることで、コンテンツがリード獲得から売上までの一連のカスタマージャーニーにおいて、どの段階でどれほどの効果を発揮しているかを一気通貫で可視化し、より正確なROI(投資対効果)を算出することが可能となります。

    ※MAツールに関して詳しく知りたい方は「MAツールとは?基礎知識と導入例|マーケティング施策の活用法」をご覧ください。

    データ分析のポイントと可視化

    ツールから得られた生データは、そのままでは意味を持ちません。データを適切に分析し、分かりやすく可視化することで、具体的な改善策へと繋げることができます。

    データ分析における主なポイントは以下の通りです。

    分析項目何をするか(目的・確認内容)得られる示唆・具体例
    目標との比較設定したKPIが当初目標に対してどの程度達成されているかを定期評価する進捗の把握/対策要否の判断(例:達成率80%→施策追加を検討)
    トレンド分析KPIの時系列変化を追跡し、上昇/下降や季節性を把握する変化の原因を深掘り(キャンペーン、競合動向、季節要因)→実施タイミング最適化
    セグメント分析ユーザー層(新規/リピーター・デバイス・流入チャネル)やコンテンツ種別でKPIを比較するどの層×どのコンテンツ/チャネルが効くかを特定→予算配分・ターゲティング精緻化
    相関関係の発見異なるKPI間の関係性を分析し仮説検証する例:エンゲージメント高い記事はCVも高い?→重視すべき品質指標の特定
    因果関係の特定KPI変動の“なぜ”を特定(相関でなく因果)する例:トラフィック急増の要因がSEO最適化かSNS拡散かを判別→再現・横展開

    これらの分析結果を効果的に共有するためには、ダッシュボードやレポートによる可視化が非常に重要です。

    主要なKPIを一覧で確認できるダッシュボードを構築し、グラフやチャートを用いて視覚的に分かりやすく表現することで、関係者全員が現状を迅速に把握し、意思決定に役立てることができます。

    コンテンツマーケティングKPIを活かした改善サイクル

    コンテンツマーケティングにおいて、KPI(重要業績評価指標)を設定することは非常に重要ですが、設定したKPIを定期的に測定し、その結果を分析することで、コンテンツマーケティング活動を継続的に改善し、最適化していくサイクルを回すことが不可欠です。

    定期的なKPIレビューと評価

    KPIは設定しただけで満足するのではなく、定期的にその達成度をレビューし、評価することが不可欠です。

    レビューの頻度は、ビジネスの特性や目標に応じて週次、月次、四半期ごとなど適切に設定することが重要です。

    例えば、短期的なキャンペーンでは週次レビューが有効である一方、長期的なブランド認知向上を目指す場合は月次や四半期ごとのレビューが適しているでしょう。

    レビューでは、設定したKPIの目標値と実績値を比較し、乖離が生じている場合はその原因を深く掘り下げて分析します。単に数字を見るだけでなく、「なぜこの数字になったのか」という背景にあるユーザー行動や市場の変化を理解することが肝心です。

    この評価を通じて、現在のKPIがKGI(重要目標達成指標)と適切に連動しているか、あるいは市場環境の変化に合わせてKPI自体を見直す必要があるかどうかも検討します。

    改善施策の立案と実行

    定期的なKPIレビューと評価で特定された課題に対し、具体的な改善施策を立案し、実行に移します。このステップは、コンテンツマーケティングの成果を最大化するために最も創造的かつ実践的な部分と言えるでしょう。

    改善施策の例としては、以下のようなものが挙げられます。

    施策カテゴリ具体的な施策例期待されるKPIへの影響
    コンテンツ内容の最適化既存記事のリライト、新しいキーワードの選定、情報の更新ページ滞在時間、直帰率、オーガニック検索トラフィック
    CTA(Call To Action)の改善CTAの文言変更、デザイン調整、配置場所の見直しクリック率、コンバージョン率(CVR)
    配信チャネルの拡大・最適化新規SNSチャネルの活用、メールマガジンでの露出強化、広告配信の検討表示回数、エンゲージメント率、リード獲得数
    SEO対策の強化内部リンク構造の改善、メタディスクリプションの最適化、モバイルフレンドリー対応検索順位、オーガニック検索トラフィック

    施策を立案する際には、限られたリソースの中で最も効果が高いと見込まれるものから優先順位を付けて取り組むことが重要です。

    また、A/Bテストなどを活用し、複数の施策案の効果を比較検証することで、より確実な改善へと繋げることができます。

    PDCAサイクルによる継続的な最適化

    コンテンツマーケティングにおけるKPIを活かした改善サイクルは、PDCAサイクルというフレームワークで継続的に実施されます。

    これは、計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Act)という一連のプロセスを繰り返すことで、継続的な品質向上と目標達成を目指すものです。

    PDCAサイクルを継続的に回し続けることで、コンテンツマーケティング活動は常に最適化され、より高い成果へと繋がっていくでしょう。

    ※PDCAサイクルに関して詳しく知りたい方は、「PDCAサイクルとOODAループの違いとは?事例と活用方法を解説!」をご覧ください。

    コンテンツマーケティングKPI設定で失敗しないための注意点

    コンテンツマーケティングのKPIを設定する際には、いくつかの重要な注意点があります。これらのポイントを意識することで、より精度の高いKPI設定が可能となり、戦略の成功確率を高めることができるでしょう。

    曖昧なKPI設定を避ける

    KPIは、目標達成度を測るための羅針盤のようなものです。この羅針盤が曖昧では、進むべき方向を見失い、効果的な施策を打つことができません。

    具体性を欠いたKPIは、測定が困難であるだけでなく、チーム内での認識のズレを生じさせ、結果としてコンテンツマーケティングの停滞を招く原因となります。

    短期的な結果にとらわれすぎない

    コンテンツマーケは短期の成果より、長期のブランド構築や顧客育成を重視します。公開直後に爆発的な成果が出ることは稀で、検索評価や浸透には時間が必要です。

    にもかかわらず短期KPIに偏ると、焦って質の低い量産や一貫性のない施策に走り、ブランドを損なう恐れがあります。ゆえにKPIは短期と長期のバランスが重要です。

    例えば、短期は「公開後1ヶ月のPV」、長期は「6ヶ月後の検索順位の安定」や「累積リード数」などを併用し、コンテンツを“育てる”意識で短期の変動に振り回されず改善を積み重ねましょう。

    他部署との連携の重要性

    コンテンツマーケティングは、単なる制作・配信ではなく事業目標の達成に資する活動です。ゆえにマーケ部門だけで完結せず、営業・製品開発・カスタマーサポート・広報との連携が不可欠です。

    営業からは顧客課題や商談フェーズ別の情報ニーズといった一次情報を得られ、それを基に“知りたい”に寄り添う質の高いコンテンツを企画できます。

    さらに、商談で活用できるコンテンツを提供すれば、営業の武器となり成約率の向上にもつながります。

    よくある質問

    Q.コンテンツマーケティングに重要なKPI設定とは?

     KGIを起点に、段階(認知→検討→CV)ごとに具体・測定可能・達成可能・関連・期限を満たすKPIを設定し、計測方法・基準値・見直し頻度・担当までセットで決めるのが「重要なKPI設定」です。

    Q.KGIとKPIの違いは?

    KGIは最終ゴール(売上・利益率・市場シェア・顧客満足など)。KPIはその達成に向けた中間指標で進捗を測るものです。例)KGI=「年間売上+15%」、KPI=「月間リード100件」「オーガニック流入+20%」

    Q.コンテンツマーケティングでは何をKPIにすべき?

    フェーズ別に設定します。

    • 認知:インプレッション、セッション、新規ユーザー
    • エンゲージメント:エンゲージメント率、平均滞在、スクロール率
    • CV・リード資料:DL、問い合わせ、CVR、メルマガ登録
    • 売上貢献:商談化率、受注数、パイプライン額、ROI

    まとめ

    本記事では、まずKGIの明確化から着手し、ターゲット理解を踏まえてSMART原則に基づく具体的なKPI設定手順を解説しました。

    さらに、各フェーズで追うべき主要KPIを整理し、GA4などの測定ツールを使った分析方法と、PDCAによる継続的な改善プロセスまでを一貫して紹介しました。

    コンテンツマーケティングは、一度設定すれば終わりというものではなく、常に変化する市場や顧客のニーズに合わせてKPIを見直し、改善を繰り返すことで、より大きな成果へと繋がっていくものです。

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