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Webマーケティングで理解しておきたい
Webマーケティング効果指標用語27選の7〜12

Webマーケティングで理解しておきたいWebマーケティング効果指標用語27選の7〜12

目次

  • リーチとは
  • ブランドリフト(効果)
  • エンゲージメント(指標)
  • CPMとは(Cost Per Mille)
  • eCPM(effective Cost Per Mille)
  • vCPM(viewable Cost Per Mille)
  • まとめ

Webマーケティングを行う上では、正しい効果測定が非常に重要です。しかし、Webマーケティング効果指標用語は数多く存在しているため、初心者にとっては理解しづらいものが多いかもしれません。

そこで今回は、Webマーケティングで理解しておきたい27の効果指標用語のうち、リーチ、ブランドリフト(効果)、エンゲージメント(指標)、CPM(Cost Per Mille)、eCPM(effective Cost Per Mille)、vCPM(viewable Cost Per Mille)について解説していきます。

これらの指標を理解することで、より効果的なWebマーケティングを実現することができるでしょう。

リーチとは

「リーチ」とは、ある広告や情報がどれだけの人に届いたかを示す指標です。つまり、特定の広告や情報が配信された際に、その配信範囲内で広告を目にした人数やアクセスした人数のことを指します。

広告主がターゲットとする層に広告を届けるための重要な指標となります。リーチの数値を把握することで、配信範囲が広がっているか、ターゲットに設定した層に届いているかどうかを確認することができます。

例えば、あるスマートフォン向けアプリの広告を配信した場合、その配信範囲内で広告を目にした人数がリーチの数値となります。配信範囲が狭すぎる場合は、広告を目にする人が少なくなり、リーチ数も低くなります。反対に、配信範囲が広すぎる場合は、ターゲット層以外の人にも広告が届いてしまい、広告主の費用対効果が悪化してしまう可能性があります。

また、リーチはインターネット広告においても重要な指標の一つです。例えば、SNS広告やGoogle AdWords広告の場合、配信した広告が表示された回数を示す“インプレッション数”と、広告をクリックしてアクセスした数を示す“クリック数”を比較することで、リーチの数値を把握することができます。

語源の由来は、英語の「reach」からきており、「手が届く」といった意味合いがあります。広告がどれだけ多くの人に届いたかを示す指標として適切な名前となっています。

ブランドリフト(効果)

ブランドリフトとは、広告が見られたことによって、消費者の意識や行動に変化が生じたかどうかを測定するための指標です。広告が与える影響の程度を定量的に評価することができます。

例えば、ある企業がテレビCMを放映し、その後オンラインで製品を検索して購入する人が増えた場合、テレビCMのブランドリフトが高いと言えます。また、広告を見た後に企業のブランドに対する知名度や好感度、購買意欲などが向上した場合も、高いブランドリフトが得られたといえます。

ブランドリフトの測定方法には、アンケート調査やインターネット上での調査、セルフレポートなどがあります。広告を見た前後の調査結果を比較することで、広告が与えた影響を測定することができます。

ブランドリフトの高さは、広告の質や配信方法によって左右されます。適切なターゲット層に配信された広告や、ストーリー性のある広告は、高いブランドリフトを得やすい傾向があります。

リフトの語源は、英語で「上昇」という意味があり、広告が与える影響の向上を表しています。また、「ブランド」という言葉は、商品やサービスを提供する企業や製品に対する顧客の認知や評価を表す言葉であり、マーケティング用語として広く使われています。

エンゲージメント(指標)

エンゲージメントは、Webマーケティングにおける指標のひとつで、ユーザーがWebページやSNS投稿などのコンテンツに対して、どれだけ関心や興味を持って参加しているかを表します。

具体的には、コメントやいいねなどのSNSの反応、ページビュー、滞在時間、クリック率などがエンゲージメントの指標として挙げられます。エンゲージメントが高いと、ユーザーの関心が高いことを示し、コンテンツの効果的な配信やコンバージョン率の向上につながる可能性があります。

例えば、ある企業がSNSで新商品の宣伝を行っている場合、いいね数やコメント数が多いほど、その投稿を見たユーザーが興味を持って参加しているということになります。また、ブログやニュースサイトでのエンゲージメントが高い記事は、より多くのユーザーに読まれ、シェアされる可能性が高くなります。

エンゲージメントは、特にSNSマーケティングやコンテンツマーケティングなどで重要視される指標のひとつであり、ユーザーの関心を高め、コンバージョン率向上につながることが期待されています。ただし、エンゲージメント自体が目的とする効果と直接的につながるわけではないため、必ずしも効果的な指標とはいえない場合もあります。

語源はフランス語の「engage」からきており、英語では「参加する」という意味があります。

CPMとは(Cost Per Mille)

CPMとは、広告の露出回数(Impressions)ごとにかかる費用を表す効果指標の一つです。Milleの語源はラテン語で「千」を意味し、千回の露出回数を基準としています。

例えば、ある広告が100,000回表示され、その広告にかかった広告費が10,000円だった場合、CPMは広告表示コスト÷表示回数×1000で1000円となります。

CPMは、広告露出回数が多いほど広告費が増えるため、広告主は露出回数を増やすことによって効果を最大化することが目的となります。ただし、露出回数が多くても、クリックやコンバージョンが得られなければ意味がなくなってしまうため、CPMだけにこだわるのではなく、他の効果指標と併せて判断する必要があります。

例えば、あるWebサイトでバナー広告を掲載する場合、その広告が表示された回数やクリック数、CTR、CVR、CPAなどの効果指標を測定し、CPMと併せて効果を判断することが重要です。

CPMは、広告主がブランド認知度を高めたい場合や、単純に露出回数を増やしたい場合に適した効果指標です。ただし、効果を正確に測定するためには、広告の配信プラットフォームや計測ツールなどの設定&設置が正しく行われていることが前提となります。

eCPM(effective Cost Per Mille)

eCPMとは、Web広告の効果測定指標の一つで、千回あたりの広告表示回数の収益を表すものです。

単純なCPMは、千回の広告表示回数に対する広告費用を表しますが、eCPMはその表示回数に基づく収益も考慮しているため、より広告の収益性を正確に評価することができます。

例えば、ある広告主が1000円で1000回の広告表示を購入し、そのうち100回クリックされた場合、CPMは1000円でeCPMは100円になります。この場合、広告主は1000円の広告費用で100回クリックを獲得したことになります。

eCPMは、広告主がWeb広告キャンペーンの収益性を判断する際に役立ちます。また、広告媒体側も、eCPMを基準に広告の収益性を評価し、収益の最大化を図ることができます。

eCPMの語源は、「effective Cost Per Mille」の略称で、「有効な千回表示単価」を意味します。そのため、eCPMの計算方法は、広告表示回数を1000で割り、クリック数やコンバージョン数、収益などによる収益を単位表示するために1000をかけるというものになります。例えば、1000回の広告表示で500円の収益があった場合、eCPMは500円/1000回×1000=500円となります。

eCPMは、単純なCPMと比較して、Web広告の収益性をより正確に測定することができるため、Webマーケティングにおいて重要な指標の一つとなっています。

vCPM(viewable Cost Per Mille)

vCPMとは、「viewable Cost Per Mille」の略で、表示可能な広告単価を表します。通常のCPMとの違いは、広告が実際にユーザーの画面上で表示された場合のみカウントされる点です。つまり、広告が表示されなかった場合はカウントされず、広告が表示された場合にのみ課金が発生します。

例えば、あるオンラインストアがvCPMで広告キャンペーンを行った場合、その広告が実際に表示された回数に応じて課金が発生します。そのため、オンラインストアは広告が表示される媒体や場所を適切に選定することで、効率的に広告を配信することができます。また、広告が表示された場合にのみ課金が発生するため、広告の露出数とコストを効果的にコントロールすることができます。

vCPMは、ブランドの露出や認知度を高めるための広告キャンペーンに特に効果的です。なぜなら、広告が表示された回数が多いということは、それだけ多くの人々が広告を目にしているということであり、そのブランドの認知度を高めるために有効だからです。また、広告が実際に表示された回数が計測できるため、広告の表示効果を正確に把握することができます。

vCPMの語源は「viewable」(表示可能な)と「Cost Per Mille」(千回あたりの単価)から来ており、「表示可能な広告の単価」を意味します。

まとめ

本記事では、Webマーケティング効果指標用語27のうち、7〜12の用語について解説しました。Webマーケティングにおける効果測定は、正しい効果指標の選択が重要です。

これらの指標を正しく理解し、適切に活用することで、Webマーケティングの成果を最大化することができます。効果的なWebマーケティングを行うために、27の効果指標用語を把握しておきましょう。

マーケティングは、消費行動を分析して売り上げをアップをするための戦略を練る手法ですが、消費者の行動様式が変化した今、経験と実績が豊富なプロの手を借りることも大切な選択の一つです。顧客の満足度を上げ、より良い関係を築き、共感される仕組みを作りたいなら、ぜひシンギにご相談ください。

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