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フリーランスは身体が資本!運動不足解消・食事…etc. 健康維持の工夫を調べてみた

最近運動していますか? 最後に体重計に乗ったのはいつですか?
忙しいと運動不足になってしまったり、食事に気を使えなかったり、体調不良でも無理してしまったり……そんな無理が続くと健康を損なう可能性があり、収入減にも繋がりかねません。
今回は特に、公的な補償が少ないフリーランスの方に向けて、お金を備える必要性と健康維持の工夫について調べてみました。

目次

  • 耳が痛い? 収入と健康習慣の関係
  • フリーランスの健康診断受診率は〇〇%?
  • フリーランスも取り入れてみよう。健康経営の考え方
  • すべて自己責任! 体調不良で働けなくなる=収入減に直結
    • あと何年? 老後2,000万円問題
    • あした収入ゼロになる可能性も? フリーランスの体調問題
    • うれしいはずなのに……フリーランスの妊娠・出産・育児問題
  • 国民健康保険しかない? フリーランスの保険の話
    • 任意継続健康保険
    • 家族の扶養に入る
    • 民間の保険も選択肢のひとつ
  • そもそも大切なのは健康管理。気軽にできるのは?
  • まとめ

耳が痛い? 収入と健康習慣の関係

エグゼクティブ(上級管理職)ほど健康に気を遣う、なんて聞いたことありませんか? 実はこれ、厚生労働省の調査でも明らかになっている事実なんです。調査の詳細が気になる方は「平成30年国民健康・栄養調査結果の概要」をぜひチェックしてみてください。世帯所得が600万円以上とくくられているのでエグゼクティブとの比較とは言い難いですが、所得が多い世帯と少ない世帯では下記の傾向があり、項目によっては有意な差があるそうです。

<所得が少ない世帯に多く当てはまる項目>

・野菜の摂取量が少ない
・歩数が少ない
・喫煙者が多い
・飲酒量が多い
・睡眠が短い
・健診未受診が多い
・歯の本数が20本に満たない人が多い

エグゼクティブ(上級管理職)ほど健康に気を遣う、なんて聞いたことありませんか? 実はこれ、厚生労働省の調査でも明らかになっている事実なんです。調査の詳細が気になる方は「平成30年国民健康・栄養調査結果の概要」をぜひチェックしてみてください。世帯所得が600万円以上とくくられているのでエグゼクティブとの比較とは言い難いですが、所得が多い世帯と少ない世帯では下記の傾向があり、項目によっては有意な差があるそうです。

当てはまるものはありましたか? 
健康習慣の改善がパフォーマンスをあげたり、収入アップにつながる可能性があるので、気になる項目があれば積極的に改善していきましょう。

フリーランスの健康診断受診率は〇〇%?

先ほどの厚労省の調査では
「健診の未受診者の割合は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、男女ともに 200 万円未満、200 万円以上 400 万円未満及び 400 万円以上 600 万円未満の世帯員で有意に高い。」
とありました。

その理由のひとつとして考えられるのが、会社に所属しているかどうかの違いです。会社では従業員の健康確保のため、年に一度の健康診断が義務付けられていて受動的に健診を受ける機会があります。しかしフリーランスは自ら手配しなければなりません。

その理由のひとつとして考えられるのが、会社に所属しているかどうかの違いです。会社では従業員の健康確保のため、年に一度の健康診断が義務付けられていて受動的に健診を受ける機会があります。しかしフリーランスは自ら手配しなければなりません。

ちなみにクリニックTEN 渋谷の調査では、毎年健診を受けているフリーランスの割合は29%という結果に。
全体の1/3以下とかなり少ない数字になりました。
みなさんは最後に健診を受けたのはいつですか? もし1年以上前という方は、なるべく早く受けるようにしましょう。フリーランスは自己管理がマスト。自治体が行っている健診なども活用して、年に一度の受診を必須タスクにしましょう。

フリーランスも取り入れてみよう。健康経営の考え方

健康経営って聞いたことはありますか? 経済産業省が、日本再興戦略、未来投資戦略に位置づけられた「国民の健康寿命の延伸」に関する取り組みの一つとして、下記のように定義しています。

「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます。

つまり、身体が資本。いま稼ぐために健康な身体であることはもちろんのこと、将来のことも考え戦略的に健康を維持していきましょう。

すべて自己責任! 体調不良で働けなくなる=収入減に直結

誰だって、いつまでも健康に働き続けられるわけではありません。歳をとってリタイアするタイミングはいつか来ますし、その前に病気で働けなくなることがあるかもしれません。

あと何年? 老後2,000万円問題

老後の資金は準備できていますか? 一般的に2,000万円なんて言われていますが、残念ながらフリーランスには会社員のような退職金はありません。リタイアするまでに、自身で老後資金を準備しておく必要があります。また、年金はいくらもらえるのか把握していますか? 会社員であれば厚生年金がありますが、国民年金だけでは心許なく、かなり寂しい老後が予想されます。

あした収入ゼロになる可能性も? フリーランスの体調問題

つい先ほどまで元気に働いていたのに……病気になって働けなくなった場合、どうしたらいいでしょうか? 会社員であれば、労災保険や雇用保険(失業保険)があり、さらに会社独自の福利厚生がある場合がありますが、フリーランスにはありません。一時的な入院・治療で回復が予測できるものであれば貯蓄を切り崩して対応できなくもないですが、仕事を辞めざるを得ない状況が発生することも。それらを考えて、貯蓄や民間保険などで準備しておく必要があります。

うれしいはずなのに……フリーランスの妊娠・出産・育児問題

病気以外にも、フリーランスにはお金の問題があります。それは最近よく話題にあがる育児休業についてです。男性が育休をとることを社会的にポジティブに考える傾向があり、筆者もそれを望んでいます。しかし問題は収入です。
産休・育休に関しては雇用保険に該当するため、会社員であれば給付金の支給がありますが、フリーランスには該当する保障や給付がありません。新しい命はうれしく、喜びたいんですけれど……
そして場合によっては、妊娠・出産・育児が原因で体調を崩すこともあります。人によっては妊娠中に体調を崩し、思うように仕事ができないなんてこともあるでしょう。妊娠、出産後の体調を未然に想像することは非常に難しいですが、そういった場合も想定したお金の準備が大切です。

国民健康保険しかない? フリーランスの保険の話

フリーランスの主な保険といえば、国民健康保険。
フリーランスのみなさんはもちろん、どのようなものか理解していますし、保険料を支払っていますよね? フリーランスの公的健康保険といえば国民健康保険ですが、実は他にも選択肢はあります。

任意継続健康保険

会社員のときに加入していた健康保険を、退職してフリーランスになった後も個人で継続して加入できる制度です。会社員と同様に手厚い保障を継続して受けられる点がメリットです。しかし、最長で2年しか継続できなかったり、保険料の滞納が非常に厳しかったり、そもそもで会社員だったころは会社と折半して払っていた保険料を全額自己負担しなければいけないなど、デメリットも多くあります。

家族の扶養に入る

収入など扶養に入るための条件はありますが、保険料の節約や保障内容の充実を考えるととてもお得な手段です。もし社会保険に入っているご家族がいて、自身の収入が少ないのであれば必ずチェックしましょう。

民間の保険も選択肢のひとつ

これは会社員かフリーランスかは関係なく、多くの方が検討していると思います。
民間の保険への加入は、公的な保障が少ないフリーランスこそ考える必要があるでしょう。
保険会社によって特色は異なるので、ライフステージに合わせてベストなものを選んでくださいね。

そもそも大切なのは健康管理。気軽にできるのは?

将来のため、もしものために備えるのはとても大切ですが、そもそも健康でいられることがなによりです。そこで、いまさらではありますが、今日からでも気軽にできそうな健康管理について紹介していきます。

「ブレスローの7つの健康習慣」って聞いたことありますか?
こちらの健康習慣は、今から40年以上も前に提唱されたものだそうです。
内容はこちら。

・喫煙をしない
・定期的に運動をする
・アルコールは節度ある適度な量にする
・一日7~8時間睡眠をとる
・適正体重を維持する
・朝食を毎日食べる
・間食をしない

まぁそうでしょうね、と想像に難くない項目ばかりですが、興味のある方はぜひ詳細を調べてみてください。サントリーウエルネスオンラインでもこの7つの健康習慣について解説されています。先ほどお話しした厚労省の「平成30年国民健康・栄養調査結果の概要」でもそうなのですが、すぐにでもはじめられる、改善できる項目ばかりなんですよね。全てを同時に取り組もうとすると大変ですし億劫になりそうですが、まずはひとつからでいいんです。はじめの一歩を踏み出し、健康的な未来に向けて歩んでいきましょう。

まとめ

今回はフリーランスに的を絞って考えてみましたが、将来への備えや健康維持はフリーランスだけでなくすべての人にとって大切です。この記事を読んで少しでも不安に思う要素があれば、改善できるように見直していきましょう。特に健康が収入に直結するフリーランスは、健康管理やお金の備えをこまめに見直すようにしましょう。(自戒を込めて)

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